森保監督は何を指示したのか。カナダ戦のピッチで起こっていた“想定外の事態”

2023年10月14日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

「ちょっと崩される場面もあった」

28分にCBの町田を読んで指示を出した森保監督。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

[国際親善試合]日本 4-1 カナダ/10月13日/デンカビッグスワンスタジアム

 日本代表は10月13日、新潟のデンカビッグスワンスタジアムでカナダ代表と対戦。4-1の快勝を飾っている。

 破竹の5連勝を飾った一戦で、こんなシーンがあった。1点をリードして迎えた28分、日本がFKを得た際に森保一監督がCBの町田浩樹を呼び寄せ、ジェスチャーを交えながら直接指示を与えていた。いったい何を話していたのか。

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 翌14日に行なわれた練習後の取材で町田本人に尋ねると、こう明かしてくれた。

「前日の予想では、左センターバックの右利き選手が入ってたんで、(カナダの)左に、自分たちの右に追い込んで守備をしようという狙いだったんですけど、相手の左のセンターバック(カマル・ミラー)が結構上手くて。(バイエルンの)デイビス選手が左(ウイングバック)にいたりとか、ちょっと崩される場面もあったので、自分たちの左に持っていって守備をしようというふうに、追い込み方の方向を指示されました」

 いわば"想定外の事態"が起きていたものの、指示を受けた後は対処できたようだ。「(遠藤)航君とか(浅野)拓磨君がうまく誘導してくれたんで、うまく守備できたのかなと思います」と話している。

 実際、相手に行きかけていた流れを引き戻した森保ジャパンは、39分と42分に加点。前半のうちにほぼ勝負を決めた。守備の早期修正が攻撃にも効果をもたらしたと言えるだろう。

取材・文●江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

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