「驚きだった」なぜELで“温存交代”をしたはずの遠藤航に出番がなかったのか。現地メディアも首を傾げた起用法をクロップ監督が説明「ブライトンのマンマークには...」

2023年10月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼はスーパープレーヤーだ」と起用したのは?

ブライトン戦で出番なしに終わった遠藤。(C)Getty Images

 現地メディアも驚きの采配だった。

 現地10月8日に開催されたプレミアリーグの第8節で、遠藤航が所属するリバプールが、三笘薫を擁するブライトンと敵地で対戦。2-2のドローに終わった。

 3日前に行なわれたヨーロッパリーグ(EL)のユニオン・サン=ジロワーズ戦(2-0)、先発した遠藤は、ダルウィン・ヌニェス、モハメド・サラーとともに前半のみで交代した。

 試合後、ユルゲン・クロップ監督は「もし我々が、それができる状況で、他の誰も問題を抱えていなければ、その3人を交代させるつもりだった」とコメント。このブライトン戦に向けて、休ませるためだと現地でも認識されていた。

 だが蓋を開けてみれば、先発から外れただけでなく、出番なし。代わりに、ハービー・エリオットをインサイドハーフで起用し、日本代表MFが担うアンカーには、インサイドハーフが本職のアレクシス・マカリステルを配した。

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 リバプールの専門メディア『THIS IS ANFIELD』は「監督が『予定通りの交代だった』とミッドウィークのハーフタイムに交代させたエンドウに代わってエリオットを起用したのは、ある意味驚きだった」とし、試合前のユルゲン・クロップ監督のコメントを伝えている。

「ここ数週間のハービーの様子とまったく同じだ。彼は木曜日に良いプレーをした。彼は最近、過剰にプレーさせられているわけじゃない。何回か出場して、試合もして、リズムのようなものを持っていて、スーパープレーヤーだ。それがこの決定の背後にあるものだ」

 ドイツ人指揮官は「我々は本当に強く、ボールを持っても、1対1の状況でもうまくやらなければならない。ブライトンのマンマークには、ボールを扱う際の真のフィジカル、または非常に速い俊敏性が求められる。彼は他の選手たちと同様にその両方を持っている、それが理由だ」と続けている。

 裏を返せば、遠藤が先発できなかったのは、その能力が相対的に不足していたのが要因ということになるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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