リバプールの遠藤航が、三笘薫を擁するブライトン戦を前に取材に応じた。英紙『Daily Mail』が伝えている。

　シュツットガルトで大活躍を続け、ドイツで名を轟かせていた遠藤は、今夏にイングランド屈指の名門に電撃加入した。まず当時を振り返り、移籍の決め手は、ドルトムント時代に香川真司を大ブレイクさせたことでも知られる名将、ユルゲン・クロップの存在だと明かした。

「僕がここに来たのはリバプールのファンにとっては驚きだったけど、監督は僕を選手としてよく知ってくれていた。それはとても重要だった。彼と会話をしたんだ。『リバプールは攻撃的なチームだから、６番や守備的ミッドフィルダーが必要だ』と言っていた。だから僕は来たんだ」

　ただ、新天地デビュー戦から２試合は、味方が退場したため、数的不利の戦いを強いられた。

「最初の数試合は10人になったから難しかった。適応して、ピッチで自分のベストを見せられるようになったと思う。より快適に感じているし、他の選手たちも僕をよく理解し始めてくれているから助かるよ」
【動画】超絶ラストパス！マルセイユ戦で三笘薫がEL初アシスト！

　そして次に戦うのが、プレミアリーグ開幕７試合で５勝と好調なブライトンだ。

　遠藤自身はリーグ戦直近４試合で先発を外れているものの、カーティス・ジョーンズが出場停止なうえ、５日に行なわれたヨーロッパリーグのユニオン・サン＝ジロワーズ戦で、クロップ監督曰く「当初の予定通り」前半のみで交代。先発復帰の可能性が高まっている。

　しかも、日本代表の直接対決も期待され、30歳の新戦力は意気込み十分だ。

「三笘と対戦できるのは嬉しいね。ここに日本人選手は多くないから、ファンは興味を持っている。僕は30歳でリバプールに来た。ビッグサプライズだ。日本の全てのサッカー選手に夢を持ち続け、向上心を持ち続ければ、それは実現する、夢は叶うと示せたよ。今、日本のサッカーにリスペクトがあるよう願っている。三笘はここで上手くやれるかもしれないと思っていたし、実際そうなった。

　日本のリバプールファンは寝ずに見てくれるだろう！彼らは僕らの目標達成を望んでいるし、僕らはできるだけ多くのタイトルに挑戦する」

　大注目の一戦は、日本時間８日の22時キックオフ。日本代表のキャプテンとエースが、翌日も祝日でまだまだ熱い日曜の夜を、よりホットにしてくれるはずだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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