「あのシュートが効いたのかな」室井彗佑の先制弾を演出!大宮の岡庭愁人がクロス選択の布石を明かす。チームは今季初の3連勝

2023年10月08日 野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

「キーパーがシュート体勢に入っていた」

岡庭(左)がクロスで室井(右)の先制点を演出した。写真:福冨倖希

[J2第38節]大宮 2-1 山口/10月7日/NACK5スタジアム大宮

 大宮アルディージャは、10月7日に行なわれたJ2第38節で、レノファ山口FCに2-1で勝利。3連勝でJ2残留に望みをつないだ一戦の先制点は、DF岡庭愁人とFW室井彗佑の連係で生まれた。

 15分、MF小島幹敏が自陣から持ち運ぶと、右サイドを駆け上がっていた岡庭に縦パスを出す。岡庭がペナルティエリア内まで進入して上げたクロスに、室井が反応。ドンピシャのタイミングでヘディングシュートを放ち、ゴールネットを揺らした。

 大卒2年目の岡庭とルーキーの室井。若手コンビで決めた先制弾の背景には、1つの布石があった。

 3分、岡庭はMF高柳郁弥から縦パスを受けると、右サイドを駆け上がる。ペナルティエリア内に入り、ボックス内で室井、FWアンジェロッティ、左サイドハーフで先発したDF茂木力也の3人が構えるなかで、シュートを選択。右足を振ったが、枠を捉えられなかった。
【動画】アルディージャが岡庭→室井で先制点をゲット!
 このシーンについて、岡庭は「(室井が)ニアを走り込んできたのも、力也君やアンジェも見えていたけど。キーパーもあまり大きい選手じゃなかった。それも含めて、自分もスピードに乗っていたので、勢いよく行ってみようかなと」と振り返る。

 このプレーが、先制点の場面で活きた。シュートではなく、クロスを選択。「キーパーの立ち位置が、シュート体勢に入っていたので、ちょっと柔らかいボールが行けるかなと。あの一本のシュートが効いたのかな」と胸を張った。

 ヘディング弾を決めた室井は「点を決める前も、あそこに入っていた。ボールは来なかったけど、あそこはフリーになれると分かっていたので、点を取った時もフリーになれていたので良かった」と喜んだ。

 チームは、今季初の3連勝となったが、暫定21位でJ3降格圏に位置している。残留圏内の20位・山口とは勝点6差。残りは4試合。最後まで諦めずに戦う。

取材・文●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

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