【森保ジャパンの最新序列】三笘、久保、伊東が並ぶ“魅惑の2列目”がついに実現か。復帰した南野の起用法は...

2023年10月05日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

中山は復調ぶりを見せたい

森保ジャパンの最新序列。(C)SOCCER DIGEST

 日本サッカー協会は10月4日、カナダ戦(13日)とチュニジア戦(17日)に挑む日本代表メンバー26人を発表した。

 コンディションの問題で常連組の鎌田大地(ラツィオ)と堂安律が選外となり、南野拓実(モナコ)がカタール・ワールドカップ以来の復帰を果たすなど小さくない変化があった今回の招集メンバーは、誰がスタメンで誰がバックアッパーとなるのか。ドイツ(4-1)とトルコ(4-2)に連勝した9月シリーズで採用した4-2-3-1をベースに、最新の序列を整理した。

 シュミット・ダニエル(シント=トロイデン)と中村航輔(ポルティモネンセ)が選外となったGKは、第二次森保ジャパンの初陣となった3月シリーズから唯一招集され続けている大迫敬介(サンフレッチェ広島)が一番手。歴史的大勝を飾ったドイツ戦でもスタメンを飾っており、今後の軸になっていきそうだ。

 2番手には、シント=トロイデンで移籍目前だったシュミットから定位置を奪取した鈴木彩艶。パリ五輪代表の正守護神候補がA代表でも虎視眈々と定位置取りを狙う。J1首位のヴィッセル神戸で安定したパフォーマンスを見せている前川黛也は出場機会を掴めるか。

【PHOTO】カナダ&チュニジア戦に挑む日本代表招集メンバー26人を一挙紹介!

 右SBは、ドイツ戦まで5試合連続でスタメンだった菅原由勢(AZ)が頭ひとつ抜けている。攻守において試合ごとにパフォーマンスや周囲との連係が良くなっている印象だ。トルコ戦で先発に抜擢され、インパクトを残した毎熊晟矢(セレッソ大阪)が、守備力に定評のある橋岡大樹(シント=トロイデン)をやや上回るか。

 CBは、新ディフェンスリーダーの板倉滉(ボルシアMG)とドイツ戦で別格のプレーを連発した冨安健洋のコンビが盤石。経験豊富で途中投入でも冷静に仕事をこなせる谷口彰悟(アル・ラーヤン)、貴重な左利きCB町田浩樹(ユニオン・サン=ジロワーズ)はバックアッパーとして控える。

 左SBは、9月シリーズでただひとり2試合連続スタメンの伊藤洋輝(シュトゥットガル)が現状のレギュラー。カタールW杯のメンバーに選ばれながら大怪我で辞退し、その時以来の招集となった中山雄太(ハダースフィールド)は、復調ぶりを見せたいところだ。
 

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