「試合で躍動する姿を見て化け物だと」太田宏介が引退会見の席で明かした「日本代表でコイツ上手いと思った選手」は?

2023年10月04日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

「自信を失いました」

10月3日に今季限りでの現役引退を発表した太田。写真:鈴木颯太朗

 2023年10月3日に開催された太田宏介(FC町田ゼルビア)の引退会見は2部構成で、第2部では「スペシャルゲストとの対談」が行なわれた。

 第2部のスタートとともに登場したゲストはライセンスの井本貴史、ペナルティのヒデとワッキーの3人だった。笑いに包まれた鼎談の中で、ヒデから「過去も含めて日本代表でコイツ上手いと思った選手は?」と訊かれた太田は次のように答えた。

「初めて日本代表に入って、試合で躍動する長友佑都の姿を見た時は化け物だと思いました」

同じ左サイドバックだからこそ、長友の凄さが分かったのだろう。
「長友佑都を超えるという大きな目標を持って、で、やっと代表に呼ばれて、佑都くんとは違う特長を出さないと生き残っていけないぞと思っていました。でも、あの人の運動量、左サイドでのアップダウンが凄すぎて、本当に止まらないなと」

 太田は素直に「どれだけスタミナがあるんだ」と思ったという。それを見た時、「これくらいできないと世界ではやっていけないというのを目の当たりにして、(心に)突き刺さって、自信を失いました」そうだ。

 改めて、太田は「化け物です」と長友の実力を絶賛していた。

文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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