「彼とのプレーは驚異的」献身性が絶賛される前田大然、決定力が上がればプレミアレベルとOBが太鼓判!「もっと得点していたら、彼はてっぺんにいる」

2023年09月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

「次の移籍市場に向けて彼の価値は変わらない」

献身的なプレー高く評価されている前田。(C)Getty Images

 労をいとわない献身性が高く評価されるセルティックの前田大然に批判の声があるとしたら、フィニッシュに関わる場面でのクオリティだろう。

 前田はリーグ前節のリビングストン戦で、前半に退場者を出したチームを豊富な運動量で救った。数的不利を感じさせず、チームの勝利に大きく力を貸した前田には、ブレンダン・ロジャース監督をはじめ、多方面から賛辞が寄せられている。

 一方で、そのリビングストン戦では、華麗な切り返しからの一発が話題を呼んだ。終了間際にダメ押し弾を奪取。前田にとってうれしい今季初ゴールとなった。

 セルティック専門サイト『67 HAIL HAIL』によると、クラブOBのピーター・グラントは「典型的だ。イージーなチャンスを逃すのに、とんでもないのを決める」と、日本代表ストライカーを称賛している。

「彼が(定期的に)最前線で得点を挙げていたら、おそらくここにはいないだろう。彼も移籍していたはずだ。あの仕事ぶりで、得点も決めていたら、彼はてっぺんにいるだろう」

「彼はそこに取り組んでいる。見ていて分かる。そして彼は素晴らしいチームプレーヤーだ。彼と一緒にプレーするのは、驚異的なことだろう」

【動画】前田大然の左足ゴラッソ
 OBのコメントを伝えた67 HAIL HAILは、「幸いなことに、最近マエダは契約を延長した。そのため、次の移籍市場に向けて彼の価値は変わらないままだ」と、夏に前田と2027年まで契約を延長したクラブの手腕を称えてる。

「もしもマエダがもっとゴールを決めていたら、欧州の他クラブやプレミアリーグのクラブが、彼を連れ去っていただろう。セルティックは将来的にそれが起きないことを望んでいるが、経済力の違いを考えれば、たとえそれが現実に起きたとしても、クラブは備えていられるようにうまくやっている」

 だがいずれにしても、前田がここからさらにゴールを量産していけば、周囲からの関心は高まるばかりだろう。移籍に至るかどうかは別に、それだけの活躍が見せられるように願うばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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