アルグアシル監督はダービーを考えていた
敗戦のバレンシアは主将のガヤ(14番)も負傷と踏んだり蹴ったり。(C)Getty Images
現地時間9月27日に開催されたラ・リーガの第7節で、久保建英が所属するレアル・ソシエダは、バレンシアと敵地で対戦。32分にカルロス・フェルナンデスが挙げた虎の子の1点を守りきり、1-0で白星を挙げた。
ソシエダはこの一戦で、ここまで公式戦全7試合に先発し、チーム最多の4ゴールを挙げている久保を、ブライス・メンデス、マルティン・スビメンディ、ロマン・ル・ノルマンらとともに温存。エースを欠いたチームは攻撃の形を作れず、苦しいゲームとなったものの、厄介な存在となっていた相手MFセリム・アムラーが前半で退場になったのが大きくモノを言った。
一方で、最大の脅威だった久保が欠場したにもかかわらず、1点に泣いたバレンシアを酷評したのが、地元紙『El Levante-El Mercantil Valenciano』だ。
【動画】バレンシアには酷評!ソシエダFWの決勝弾
同紙は、久保らを外したソシエダの先発メンバーについて、「レアル・ソシエダのスタメンは楽観視を招くものではなかったが、ブライス、クボ、スビメンディがベンチにいるのを見て、我々は少し緊張が和らいだ」と主張。次のように指摘している。
「(ソシエダの)イマノル・アルグアシル監督は(次節の)アスレティック・ビルバオとのダービーについて考えていたが、それがバレンシアの切腹ものの試合の始まりとなった」
そして、FKからワンチャンスをモノにされた失点シーンについて、「バレンシアは自らの足を撃ち抜き、自ら問題を引き起こすスペシャリストだ。明らかな危険もなく、ラ・レアルも何もできなかった遠い位置でのファウルで、ティアニーからカルロス・フェルナンデスへのロングボールがこの夜の最初の得点をもたらした」と酷評。「その瞬間から前半の終わりまで、すべてがうまく行かなかった」と糾弾した。
同紙は「敗北、アムラーにレッドカード、ガヤの負傷。すでに怪我人の多いチームにとって、この試合の代償は非常に大きなものとなる可能性がある。スビメンディ、ブライス、クボがスタメンにいないローテーションのソシエダと対戦したのにだ」とも嘆いている。
返す返すも、アムラーのレッドカードが痛恨だった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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