「アジア地域でのインパクトにつながる」
今季の活躍により、メガクラブから関心が取り沙汰されている久保。(C)Getty Images
この夏、リバプールはサウジアラビア行きが騒がれたモハメド・サラーをチームにとどめた。だが、去就を巡る噂は後を絶たず、将来を見据えた後継者探しが必要と指摘されている。
その候補のひとりとして名前が挙がっているのが、レアル・ソシエダで開幕から絶好調の久保建英だ。
リバプール専門サイト『LIVERPOOL.COM』は、久保が「爆発力や速い足さばき、そして左足に恵まれている」とし、そのプレースタイルはサラーの後釜にふさわしいと報じた。
そのうえで、同メディアは「クボがサラーの理想的な後継者として理にかなっている理由はもうひとつある」と、講談社とパートナシップ契約を結んでいるなかでソシエダの14番を獲得することが、リバプールの利益になるとの見解を示している。
「これまでのプロジェクトに(リバプールと講談社が)お互い満足しているのは明らかで、今夏には予定を前倒しして契約延長に合意した。日本の選手で最も人気のあるひとりであるクボを獲得すれば、講談社とのパートナシップをさらに繁栄させるのに役立つばかりだろう」
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LIVERPOOL.COMは「タクミ・ミナミノが在籍していたとき、講談社は彼の本も出版している。エンドウと似たようなコラボがあるか、興味深い」と続けた。
「サラーがアラブ地域でリバプールのブランド力を広めるのを助けたように、クボのような選手の獲得は、特に講談社の助けもあって、アジア地域で同様のインパクトにつながるかもしれない。だから、ピッチ内外で、クボの獲得はクラブにとって理に適っているのだ」
メガクラブは常にグローバル市場で収益を拡大させる道を模索しなければならない。久保の補強はそのひとつというわけだ。今夏、遠藤航を迎え入れたリバプールが、「エジプトの王」の後継者として、22歳レフティの獲得はあるのか。今後に注目したい。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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