現地９月26日に行なわれたDFBポカールの１回戦で、ブンデスリーガ王者のバイエルンは敵地でプロイセン・ミュンスターと対戦。４－０で大勝を飾った。

　この試合でトップデビューを飾ったのが、バイエルンⅡに所属する19歳のMF福井太智だ。３－０で迎えた63分に主軸のヨシュア・キミッヒに代わって投入され、中盤の底でプレー。圧倒的にボールを支配するなか、あまり前線には上がらず、つなぎ役に徹した。

　さすがに緊張感もあったのか、フリーで供給したクロスが大きく乱れるシーンもあったものの、積極的にボールを受けて、堂々たるプレーを見せている。

【動画】バイエルン福井のトップデビュー戦をチェック

　現地サイト『SB Nation』も日本の若武者を評価。「途中出場したフクイは好成績を収めた」として、こう伝えている。

「プレスに熱心すぎることもあったが、すぐにキミッヒの後任として（ボールを受けて散らす）メトロノームの役割を引き継いだ。この若者のボールに対する落ち着きと能力は年齢を超えており、まるでいつもそこにいたかのようにチームの中盤に食い込むことで、それを証明した」

　記事は「このようなスター選手が揃うチームに常にボールを要求するには特別なキャラクターが必要だが、福井にはそのキャラクターがある」と賛辞を続けている。

　何かプレーで特別なインパクトを残したわけではないといえ、物怖じしないパーソナリティが好印象を与えたようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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