［J１第28節］神戸 １－０ C大阪／９月23日／ノエビアスタジアム神戸

　リーグ６位のC大阪にとって、優勝戦線生き残りへ、首位の神戸との一戦は大きな意味を持っていた。

　しかし、序盤から神戸の高い強度のサッカーに苦戦すると、59分には後方からのロングフィードに神戸の左ウイングの佐々木大樹にゴールを許す。

　その後は積極的に選手を入れ替えて反撃に出たが、一点が遠かった。

「神戸の前線からの圧力に対し、自分たちはロングボールと、ショートパスを使いながらいかに掻い潜るか、そこが今日の試合は大事になると思っていましたが、前半から神戸の強い、高い強度に対して、安定できませんでした」

　そう振り返ったC大阪の小菊昭雄監督は、試合後の会見で続けた。

「先ほど選手たちとも共有しましたが、今日の敗戦で、優勝という目標は事実上難しくなりました。ただ私たちはトップ３という目標を、ここで折れずにACLに出られるように強い気持ちで頑張りたいです」
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　キャプテンマークを巻き、ボランチでチームを引っ張った香川真司も悔しさを表わした。

「正直答えはないですね。結果なので、これが全てです。悔しい気持ちしかないので、正直、言葉がないですね」

　それでもまだ首位の神戸とは勝点10差の６位。トップ３という目標を掲げながら、残り６試合へ全力で挑む。

取材・文●本田健介（サッカーダイジェスト編集部）


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