「多才さをさらに進化させている」CLデビューの冨安健洋を現地絶賛!「優れた能力を発揮できると証明した」

2023年09月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ティアニーを手放すのはリスクだった」

58分からの出場で初戦快勝に貢献した冨安。(C)Getty Images

 アーセナルの冨安健洋は、9月20日に開催されたPSV戦でチャンピオンズリーグ(CL)デビューを果たした。

 3点をリードして迎えた58分にオレクサンドル・ジンチェンコに代わって左サイドバックに入り、4-0の白星発進に貢献している。

 その日本代表DFの働きは現地でも高く評価されている。専門サイト『ARSENAL INSIDER』は「トミヤスはPSV戦でベンチからアーセナルに好印象を与えた」と伝えた。

 そして、左SBのキーラン・ティアニーをレアル・ソシエダにレンタルした件に触れ、「ジンチェンコのまだら模様のフィットネス記録を考えると、ティアニーを手放すのはリスクだった。しかし、トミヤスはPSV戦で、ウクライナ人とは対照的な左SBの役割を担うことで優れた能力を発揮できるとを証明した」と主張。こう続けている。

【動画】冨安がCLデビューを飾ったアーセナル対PSVのハイライト
「多才な24歳のDFは58分にジンチェンコに代わって出場した。30分強で、トミヤスは定期的に中盤に上がり込み、快適にボールを扱い、プログレッシブパスを出した。WhoScoredの統計によると、キーパス1本を含むパスの88.9%を成功させた」

 記事は「もしトミヤスがシーズンを通してジンチェンコの信頼できるバックアップであると証明でき、チーム内で同様の戦術的役割を果たすことができれば、アルテタにとってティアニーを手放すことに何の危険もなかったことが明らかになるだろう」と続けている。

「2021年にボローニャから1980万ポンドで加入して以来、トミヤスはその多才さと仕事量でアーセナルに感銘を与えてきた。彼は今、自分のプレーをさらに進化させているようだ」

 最終ラインならどこでも機能するマルチDFの存在は、アーセナルにとって心強い。

 構成●サッカーダイジェストWeb編集部 

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