「Jリーグは別物。ずっと走ってる」ハーフナーが欧州との差を分析!復帰組はなぜ苦戦?「僕はほぼ苦しんで終わったので(笑)」

2023年09月21日 有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

欧州への適応で壁にぶつかる選手がいる一方で…

ハーフナー氏は30歳で欧州でのプレーに区切りをつけ、神戸に加入した。(C)SOCCER DIGEST

 2022シーズンをもって現役を引退し、現在は『ABEMA』のプレミアリーグ中継で解説を務めるハーフナー・マイク氏に、Jリーグと欧州リーグの違いを訊いた。

 194センチの超長身ストライカーは、横浜F・マリノスでのプロデビューを皮切りに、アビスパ福岡、サガン鳥栖、ヴァンフォーレ甲府でプレー。2011年からオランダのフィテッセに活躍の場を移し、海外挑戦をスタートさせた。

 その後、スペイン、フィンランド、再びオランダと各国のクラブを渡り歩くと、2017年にヴィッセル神戸に加入し、Jリーグ復帰。以降、ベガルタ仙台、タイのバンコク・ユナイテッド、古巣甲府にも在籍し、最後は社会人リーグのFC.Bomboneraでユニホームを脱いだ。

 極めて豊富な経験を持つハーフナー氏に「プレースタイルやレフェリングなど、要素は色々ありますが、Jリーグと、プレミアリーグを中心に欧州リーグを比べた際に、どういった差がありますか?」と投げかけると、こんな答えが返ってきた。
【動画】三笘薫が日本人初の快挙! プレミア月間最優秀ゴールに選ばれた、ウルブス戦の"衝撃ぶっちぎり弾"をチェック!
「JリーグはJリーグで別物で、結構多いのは、日本人選手が海外に行って戻ってきたら、苦戦するパターン。たとえば、今となっては、大迫勇也選手や武藤嘉紀選手は、すごく活躍していますけど、最初戻ってきた時にちょっと苦戦していましたし。他の選手も彼らだけじゃなくて、苦戦する選手が多い。

 何だろう、Jリーグって、止まらないイメージですかね。ずっと走ってる感じがするんですよね。攻守の切り替えというか。上からは言いたくないんでけど、やっぱりJリーグもどんどんレベルが上がっていると思います 」

 ちなみに「マイクさんも海外から戻ってきて、苦しんだ部分はありましたか?」と問うと、「いや、もう大体、ほぼ苦しんで終わったので」と苦笑い。

 Jリーグから欧州への適応で壁にぶつかる選手がいる一方で、以前にプレーしていたとはいえ、日本の感覚に戻す作業で苦戦する選手も少なくないようだ。

※第3回終了(全8回)

取材・構成●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

「三笘よりいい選択肢」「メッシレベルだ」リバプールサポがサラーの後継者に熱望する日本人選手は?「真剣に検討する必要がある」

アーセナルのアルテタ監督、正GKラムズデイルを外し、ラジャを起用した理由を説明!「トミヤスも同じだ」

【PHOTO】まさにスタジアムの華! 現地観戦する選手たちの妻、恋人、パートナーら"WAGs"を一挙紹介!

次ページ【動画】三笘の月間BEST弾※投稿の白地部分をクリック

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事