「キョウゴの横を通り抜けた。GKとしてあれは止めたい」セルティック守護神が直接FK被弾を猛省「10人、9人になって…」

2023年09月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「最初の失点は最悪だったが、これがCL」

失点を悔やむジョー・ハート。(C)Getty Images

 現地時間9月19日に開催されたチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第1節で、古橋亨梧、旗手怜央、前田大然、岩田智輝がCLメンバーに登録されているセルティックは、上田綺世を怪我で欠くフェイエノールトと敵地で対戦。0-2で敗れ、白星発進とはならなかった。

 先制を許したのは45+2分。自陣ゴール前でのFKで、カルフィン・ステンフスの鋭く落ちるカーブのシュートを叩き込まれた。0-1で折り返すと、後半の中盤にまさかの2人が退場。9人での戦いを強いられ、防戦一方となった結果、76分にアリレザ・ジャハンバクシュに追加点を浴び、そのまま完敗を喫した。
 
 クラブ公式メディア『THE CELTIC WAY』によれば、守護神のジョー・ハートは、最初の失点を猛省。同メディアは「壁に入ったキョウゴ・フルハシの離脱も要因の1つ」と指摘するなか、次のように振り返った。

「前半は良かったが、フリーキックのシーンは残念だった。10人になって、9人になって、難しくなった。最初の失点は最悪だったが、これがチャンピオンズリーグのレベルだ。速くて、鋭くて、色んなことが起こる。フリーキックの場面ではいくつかの要因があったけど、自分のポジションを見つめ直すよ。キーパーとして、あれはセーブしたい。

 ボールが飛び上がり、カーブがかかり、壁のキョウゴの横を通り抜けた。相手にとっては完璧な"ストーム"だった。でもいつもそうしているように、自分自身を見つめ直そうと思う。どんなフリーキックでも壁を越えるまで待たなければならない。肩口から飛んできたりもするからね。だけど...それだと反応時間が短くなってしまう」
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 一方で、65分のPKの場面では、コースを完全に読み切り、見事にストップした。このセーブについて訊かれると、36歳の元イングランド代表GKはこう答えた。

「それがゴールキーパーの人生だろう? 最初のゴールを防げなかったからといって、僕は絶対に諦めたりしない」

 手痛い黒星となったが、CLはまだ始まったばかり。ハートは最後に「6試合のうちの1試合だ。グループリーグ終盤で再び対戦する時は、良い気分で戦えるだろう」と力強く意気込みを示した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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