10月シリーズの起用法に注目したい
トルコ戦で大きな違いを作り出した久保。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)
久保建英は右ウイングでこそ最高に輝くと、勝手ながらそう思い込んでいる。当人も9月11日の練習後に「今はチーム(レアル・ソシエダ)でも右ウイングで出ているので、一番力を発揮できているのは右です」とコメントしているが、日本が4−2と勝利したトルコ戦ではトップ下を担当。その試合で久保は変幻自在のドリブルや鋭いスルーパスで何度もチャンスを演出するなど、眩い輝きを放った。
トルコ戦での久保のプレーで着目すべき点は個人的にふたつ。ひとつは、中村敬斗の1点目のきっかけとなったミドルだ。チャンスと見るや迷わず、左足を振り抜く。相手が引いてくると予想されるワールドカップ・アジア2次予選では、ああいうミドルが有効打になるはずで、そう考えると久保のあのミドルは魅力的に映った。
もうひとつは、古橋亨梧とのコンビネーションが確立されつつあること。古橋の動き出しに上手く反応してスルーパスを出したシーンなどを見ると、新たなホットラインが築かれる可能性があるとの期待が持てた。今年6月まで代表戦のピッチで孤立状態が目に付いた古橋を覚醒させるうえで、「トップ下・久保」は重要な役割を果たしそうだ。
ドイツ戦でトップ下を担った鎌田大地も良いパフォーマンスを見せていたが、久保ほどの推進力、仕掛けの鋭さはなかった。そもそも、鎌田と久保はプレースタイルが違う。単純な比較はできないだろう。起用法については、森保一監督次第というのがオーソドックスな結論だ。
トルコ戦での久保のプレーで着目すべき点は個人的にふたつ。ひとつは、中村敬斗の1点目のきっかけとなったミドルだ。チャンスと見るや迷わず、左足を振り抜く。相手が引いてくると予想されるワールドカップ・アジア2次予選では、ああいうミドルが有効打になるはずで、そう考えると久保のあのミドルは魅力的に映った。
もうひとつは、古橋亨梧とのコンビネーションが確立されつつあること。古橋の動き出しに上手く反応してスルーパスを出したシーンなどを見ると、新たなホットラインが築かれる可能性があるとの期待が持てた。今年6月まで代表戦のピッチで孤立状態が目に付いた古橋を覚醒させるうえで、「トップ下・久保」は重要な役割を果たしそうだ。
ドイツ戦でトップ下を担った鎌田大地も良いパフォーマンスを見せていたが、久保ほどの推進力、仕掛けの鋭さはなかった。そもそも、鎌田と久保はプレースタイルが違う。単純な比較はできないだろう。起用法については、森保一監督次第というのがオーソドックスな結論だ。
ただ、11月から始まるワールドカップ2次予選、対アジアの最善手は「トップ下・久保」なのかもしれない。リオネル・メッシのようなドリブルとGK泣かせの無回転ミドル、これらの武器は引いた相手にも非常に有効だと考えているからだ。
今でも久保のベストポジションは右ウイングと思っているものの、トップ下で機能するならそれはそれでいい。
いずれにしても、トルコ戦での活躍により、久保が2列目で伊東、三笘薫とともに起用される可能性が高まってきたと言える。"夢の2列目トリオ"は実現するのか。10月の親善試合(13日にカナダ、17日にはチュニジアと戦う)での森保采配に注目したい。
文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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