「正直Jのほうがレベルが高いと思った」鄭大世が増加する“欧州5大2部リーガー”を語る!「そこにいる意味はめちゃくちゃある」

2023年09月14日 有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

「サッカーのレベルは高いけど、戦いのレベルになったら分からない」

イングランド2部でプレーする(左から)中山、三好、坂元。3人とも1996年度生まれの26歳だ。(C)Getty Images

 海外挑戦をする日本人選手の数は右肩上がりだ。それと同時に、欧州5大リーグでも2部への移籍が増加している。

 数多の日本人選手がブンデスリーガでしのぎを削るなか、その2部でもカタール・ワールドカップの日本代表メンバーに選ばれた田中碧、町野修斗ら実に10選手がプレー。また、世界最高峰プレミアリーグの1つ下でも中山雄太、三好康児、坂元達裕といずれも26歳の3選手が必死に1部昇格を目ざしている。

 果たして、そのレベルはJ1と比べてどうなのか。2部でプレーするメリットは? ボーフムとケルン時代に下部カテゴリーを経験した元北朝鮮代表の鄭大世氏に話を訊いた。

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「ボーフムの時に、2部だったらJリーグのほうがレベルが高いなって正直思ったんです。でも、サッカーのレベルは高いけど、戦いのレベルになったら分からない。2部にいる1番の利点は、そこの市場に載っていること。なので、今は2部だけど、半年後に余裕でどっかの名門に行く可能性があるのがヨーロッパなので、そこがJリーグとの大きな違いですね。

 Jリーグにいたら外に出るのが大変。今でこそ、結構J2とかから行ったり、大学や高校を卒業して、そのまま行く選手もいるけど…。だとしても相当な数のスカウトの目に晒せるのがヨーロッパなので、今は2部で、レベルはそこまで高くはないかもしれないけど、そこにいる意味はめちゃくちゃあると思います」

 来夏、早ければ今冬にも2部からステップアップを勝ち取る選手は現われるのか。仮に移籍が叶わずとも、チームが昇格を果たせば、それも堂々たるステップアップだ。

取材・構成●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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