【リオ五輪予選】大黒柱として攻守に奮闘した遠藤。「皆がしっかり準備していたからこそ、得られた結果」と、全員での勝利を強調

2016年01月31日 サッカーダイジェスト編集部

「勝てない世代と言われてきただけに、優勝できたのは嬉しい」(遠藤)

大会前にコンディションを崩し不安視されたが、キャプテンとして堂々たるプレーを見せた遠藤。攻守両面での奮闘で、チームを支えた。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

 韓国の猛攻を受けても、冷静さを失わなかった遠藤航。力強いプレーでチームを牽引し続けたキャプテンのコメントをお届けする。
 
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【リオ五輪予選PHOTOダイジェスト】ドラマチックな逆転劇でアジア王者に!日本 3-2 韓国
 
遠藤 航(浦和/MF
 
――見事に優勝しましたが、率直な感想は?
 
(この結果は)間違いなく自信につながったし、勝てない世代と言われてきただけに、その悔しさをバネに優勝できたのは嬉しいです。ただ、内容的に課題が見えた大会だったので、これで満足せず、これから先どう変われるかが大事だと思っています。
 
――ビルドアップに苦しんでいた印象を受けましたが?
 
 パスを受けるポジションは悪くなかったんですが、中盤にボールが入った後、スムーズにパスがつながらない場面が多かった。味方との距離感だったり、自分のところからワンタッチでFWに入れるようなパスをもうちょっと増やせば良かったんですが、その判断が良くなかった気がします。
 
――ビハインドを背負っても、チームに「まだいける」という雰囲気はありましたか?
 
 先制されても、皆で「まだ大丈夫」っていう話はしていました。後半序盤に失点したのは予定外でしたけど、諦めずに最後まで戦えたかなとは思います。
 
――浅野選手が入ったことで、戦い方が明確になったのでは?
 
(浅野)拓磨のスピードを活かすっていうのは皆意識していたと思うし、決勝で決めてくれるだろうとも思っていました。拓磨もそうですけど、今大会では途中出場の選手が結果を残す試合が多かった。皆がしっかり準備していたからこそ、得られた結果だと思っています
 

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