森保ジャパンは現地時間９月９日、敵地フォルクスワーゲン・アレーナでの国際親善試合で、ドイツ代表と対戦。４－１でカタール・ワールドカップに続き勝利を収めた。

　開始11分で伊東純也が幸先よく先制点を奪うも、19分にレロイ・ザネに同点弾を許す。それでも22分に上田綺世がすぐさま勝ち越し点を挙げ、そのまま終盤へ。必死の反撃に出る相手が前掛かりになるなか、90分に浅野拓磨、92分に田中碧と立て続けにネットを揺らし、終わってみれば快勝で、４度のW杯制覇を誇る大国を退けた。

　森保一監督は試合後、「選手もスタッフも、厳しい試合になると覚悟したうえで、準備をチームとして日々やってこれたのが良かった」と確かな手応えを示した。

「この試合だけじゃなくて、我々が高い目標を持ちながら、チームを積み上げているところ。準備期間の中でやれたこと、そして勝利という結果は別として、色んなチャレンジをしていくことをスタッフも含めて、チームとしてやれたのがすごく良かったです」

　チャレンジといえば、４バックでスタートし、後半の頭から３バックに切り替えた。この意図に関しては、こう説明した。
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「４バックと言いながらも、色々可変してやっていくことは練習の時から、ミーティング等々で選手とすり合わせています。後半３バックになったとしても、ビルドアップは４バックでするとか、相手のやりたいことをしっかり受け止める部分と、相手が嫌がることをやっていくことを選手たちが、難しい戦術の変更のなかでも、賢くトライしてくれたと思います」

　59分の最初の交代のタイミングで、上田から浅野に代えた。早めの１トップ交代には裏事情があったようだ。

「上田綺世から浅野拓磨に変えたのは、まずちょっと、上田綺世が少し筋肉系のトラブルのことを、張りをちょっと訴えてきていたので、予定よりは早く代えました。ですが、勝ってる状況で、また良い守備から、相手が出てくるところで、攻撃を仕掛けていくところでの意図で選手交代しました」

　これ以上ないほどの弾みをつけた日本は、勢いそのままに12日のトルコ戦も勝利なるか。欧州遠征をきっちり連勝で締め括りたい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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