「完璧に崩された!」敵地でドイツを4発粉砕した日本代表に独メディアも脱帽! 母国代表チームには「メンタルにも問題がある」と愕然

2023年09月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「チームとして自信に満ち溢れ、安定感があるのだ」

電光石火の先制点を挙げた伊東(左)。リベンジを期すドイツの出端を挫いた。(C)SOCCER DIGEST

 敵地でしてやったりの快勝劇だ。

 現地9月9日、ドイツ・ヴォルフスブルクで行なわれた親善試合で日本代表はドイツと対戦した。11分に右サイドを菅原が突破して中央へ折り返すと、それを伊東がニアで合わせて先制に成功。19分にカウンターからサネに同点とされるも、22分にはふたたび右サイドの崩しから最後は上田が決めて勝ち越した。後半は守勢に回る時間帯もあったが崩れることはなく、鋭い速攻を連発。88分にはボールカットから久保→浅野で追加点をもぎ取り、アディショナルタイムには田中にもゴールが飛び出して、見事4-1で勝ち切った。
【PHOTO】敵地で鮮やかにドイツを4発粉砕! 森保ジャパンのハイパフォーマンスを厳選フォトで!

 この一戦を速報でレポートしたのがドイツ大衆紙『BILD』だ。カタール・ワールドカップに続く日本戦の連敗を受けて、母国代表チームに厳しい論評を示す一方で、敵地での森保ジャパンの堂々たる戦いぶりに賛辞を贈った。

「序盤から精力的にハイプレスを掛けて日本を押し込んだドイツだったが、10分を過ぎた頃には勢いが鎮静化した。逆に三笘の左サイドを軸に攻撃を形としはじめた日本がテンポを上げ、11分にドイツは左サイドを崩されて最後はイトウに決められてしまう。ドイツ守備陣の選手間は明らかに間延びしていた。

 ドイツはすぐに良いレスポンスをみせ、19分に流れるようなパスワークからサネが同点ゴールを決める。しかし――。またしても左サイドの綻びを突かれて勝ち越される。わずか3分後だ。菅原、伊東、上田と渡った"ピンポン"のようなゴールだったが、完璧に崩されたと言える。(左SBの)シュロッターベックは混乱をきたしており、ドイツは同点に追いついても落ち着けない。プレーにもメンタルにも問題を抱えている。

 称えられるべきは確かなクオリティーを持つ選手が並ぶ日本だ。遠藤は恐ろしく正確なダイアゴナルパスを供給し、伊東はしっかりボールを収めて好機に繋げ、三苫はきわめてハイレベルな技術を誇示している。チームとして自信に満ち溢れ、安定感があるのだ。テア・シュテーゲンのファインセーブがなければ前半で2点差に広げられていただろう。
 
 日本は後半になって自陣で守る時間が長くなり、ドイツはパスを回すが隙はなかなか見当たらない。逆に守備は簡単に突破を許して、ピンチを迎える場面は少なくなく、とりわけキミッヒが三笘に翻弄されるシーンが続いた。

 終盤は日本の守備も緩慢な場面があったが、ドイツはそこに付け込めず。あろうことか最終盤に2失点を喫する体たらく。信じられない…。終始日本がコントロールしていたゲームだった」

 ドイツに勝利した日本はベルギーに移動。来週火曜日にはゲンクでトルコ代表とのテストマッチに臨む。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

「威厳は失墜したのだ…」日本代表に4発粉砕された大国ドイツに母国メディアも悲壮感たっぷり!「壊滅した」「荒廃した大地のようだ」

「悪夢、屈辱がふたたび…」大量4失点で森保ジャパンに屈したドイツ代表を独専門誌が糾弾!「日本を褒めるしかない」

「えっ!本当ですか?」日本代表の練習を見に来たドイツのファンを取材したら、独レジェンドの息子だった【現地発】
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事