［U-23アジア杯予選］日本 １－０ パレスチナ／９月９日／アル・ムハラクスタジアム

　来夏に開催されるパリ五輪。その一次予選を兼ねたU-23アジアカップ予選の第２戦が現地時間９月９日、バーレーンのアル・ムハラクスタジアムで行なわれ、U-22日本代表はU-22パレスチナ代表に１－０で勝利した。

　６－０で快勝した初戦のパキスタン戦と同じく４－３－３のシステムでスタートした日本は、その初戦から中２日という過密日程を考慮し、スタメンを10人変更。GKに鈴木彩艶（シント＝トロイデン）、最終ラインは右から畑大雅（湘南）、高井幸大（川崎）、木村誠二（FC東京）、中野伸哉（G大阪）、中盤はアンカーに川﨑颯太（京都）、インサイドハーフの右に山本理仁（シント＝トロイデン）、左に鈴木唯人（ブレンビー）が入った。そして前線は右に小田裕太郎（ハーツ）、左に平河悠（町田）、CFには藤尾翔太（町田）が起用された。

　最終ラインから丁寧にビルドアップしてボールを繋ぐ日本が、序盤からゲームを支配。平河、小田の両ウイングを中心にサイドから攻撃を仕掛ける。

　すると23分、先制に成功する。山本のスルーパスで右サイドを抜け出した小田のクロスを、中央にいた藤尾が右足で合わせてネットを揺らした。

　29分には、山本が相手のエリア手前で倒され、自ら獲得したFKで直接狙う。これは惜しくもクロスバーを叩くが、パレスチナのゴールを脅かした。

　その後も落ち着いたボール回しでチャンスをうかがう日本だが、なかなか決定機を作ることはできず、１－０で試合を折り返す。
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　後半もペースは変わらず日本が握る。54分には平河の右サイドからのクロスを藤尾が頭で狙うが、上手く合わせられない。

　69分には、小田が右サイドからドリブルで中央に切り込み、74分には平河が左サイドで相手DFの裏を取るが、粘り強く守るパレスチナの守備陣を崩しきれない。

　追加点を奪いたい日本は75分、山本と鈴木唯に代わって藤田譲瑠チマ（シント＝トロイデン）、三戸舜介（新潟）を投入。

　さらに82分には、中野と小田に代えて内野貴史（デュッセルドルフ）と山田楓喜（京都）を、87分には藤尾に代えて細谷真大（柏）とフレッシュなメンバーをピッチに入れ、攻勢を強めるが、追加点は奪えず、試合はそのまま終了。

　後半はビルドアップのミスからカウンターを受ける場面もあったが、守備陣が冷静に対応して無失点に抑え、危なげなく２連勝を飾った。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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