「GKからボールを回して得点を取るなんて、マンCでも...」堂安律、“因縁”のドイツ戦に向けて持論「W杯で何が通用したかを忘れちゃいけない」【現地発】

2023年09月07日 江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

「対日本ってことで、かなり球際は来るんじゃないか」

ドイツ戦に向けてコメントした堂安。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 森保ジャパンは現地9月9日、敵地ヴォルフスブルクでドイツ代表と対戦する。

 周知の通り、日本代表はカタール・ワールドカップのグループステージ初戦でドイツを2-1で撃破。番狂わせを起こした。

 その試合で貴重な同点ゴールを叩き込んだ堂安律は6日、練習後に取材に応じ、ドイツについてこう表現した。

「球際のところでたぶん圧で押し込んでくると思うし、彼らも勝ててないので、プラス、対日本ってことで、かなり球際は来るんじゃないかと思います」

 カタールでの対戦では、とりわけ前半は圧倒的に押し込まれ、ドイツの圧力に苦しんだ。強豪相手にいかにポジション率を上げるかが課題のひとつとなり、第二次森保ジャパンでは、その取り組みをしてきた。

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 その点については、「3月と6月で積み上げてきたものと、3月での反省を6月に生かしてかなりいいものになったと思う」と前置きしたうえで、こう見解を述べている。

「毎回言ってますけど、ずっとボールをキーパーから回して得点を取るなんて、マンチェスター・シティでも、現代サッカーではあるかないかなんで、もちろんそれも踏まえたうえで、それも練習する上で大事ですけど、ワールドカップで自分たちが何が通用したかっていうのは忘れちゃいけないと思う」

 25歳のレフティは「もちろんポゼッション率を少し、5パー・6パー上げていくのは必要ですけど、一番点の取りやすいシンプルなやり方っていうのは忘れちゃいけないかな。自分たちがボールを奪った後、前につけるとか、そういうのを忘れちゃいけないかなと思います」と続けている。

 アウェーという点を踏まえても、序盤は押し込まれる展開が予想される。その中で、森保ジャパンがどんな戦い方をするのか。カタール後の取り組みのいわば試金石となる一戦だ。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

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