「ライプツィヒにボコられた」シュツットDF伊藤洋輝、苦い経験を糧にドイツ戦へ!「回させているのと、回されているのは違う」

2023年09月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「押し込まれ続けると本当に攻撃に出られない」

普段プレーするドイツで日本代表として戦う伊藤。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 現地時間9月9日に敵地で行なわれるドイツとの強化試合を前に、普段はブンデスリーガでプレーする日本代表DF伊藤洋輝が取材に対応。お膝元での戦いへ決意を示した。

 ドイツ相手にカタール・ワールドカップでは2-1の逆転勝利を収めたが、終始ボールを相手に握られ、ポゼッション率は大きく下回った。伊藤は完全アウェーでの再戦でも似た展開になると想定しつつ、第二次森保ジャパンとしての成長を見せたいと意欲を示す。

「やっぱりボールを握られる時間は多くなると思う。そのなかでまずは無失点に抑えるところと、90分のどこかで自分たちがボールを握る時間帯は、新チームになってから課題として1つ挙げているところなので、そこはチームとしてもそうだし、出場したらそれぞれの役割が大事になってくる。しっかりこなせるようにやっていきたい」

 エースの三笘薫は「ボールを持っていない時でも、持たせているイメージを。守備時でも主導権を持つ気持ちが大事」と口にした。守備のキーマンとして活躍が期待される伊藤も同意見だ。主体性に重点を置く。

「やっぱり回させているのと、回されて押し込まれているというのは、自分たちの体力の消耗も違ってくる。そこは効率良く、それぞれの役割をしっかり発揮して、あとはゲーム内で臨機応変に対応していければ、より攻撃へのチャンスも増えてくる。チームとしてやっていきたい」
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 攻撃に出られず、大敗を喫した苦い経験が直近である。幸先良く先制しながら、猛反撃を食らった8月25日のRBライプツィヒ戦(1-5)だ。シュツットガルトの左SBとして先発を続ける24歳は、教訓のようにこう語る。

「僕たちはライプツィヒにボコられたけど…。押し込まれ続けると本当に攻撃に出られない、出るパワーが無いというのは改めて実感した。やっぱりどこかで自分たちがボールを握って、しっかり決めきるところはやっていかないと、勝利するのは厳しくなってくると思うので、そこはやっていきたい」

 ドイツ戦でチャンスは決して多くないはずだ。粘り強い守備で自分たちの時間を作ったところで、チャンスを確実に仕留め、敵地を静まり返すことができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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