川崎の18歳DF高井幸大、クラブでの悔しさをバネにU-22日本代表へ!「成長して帰ってきたい」

2023年09月03日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

「チーム全体として、こだわってやらないといけない」

C大阪戦に3CBの右で先発出場した高井。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部

[J1第26節]C大阪 3-0 川崎/9月2日/ヨドコウ桜スタジアム

 18歳DFが悔しさを滲ませた。

 川崎フロンターレは9月2日、J1第26節でセレッソ大阪と対戦し、0-3の完敗。リーグ戦6戦未勝利と、苦しい状況が続いている。

 試合後、うつむき加減で姿を現したのは、3CBの右で先発出場した高井幸大だ。前半、相手にボールを持たれる時間もあったなか、うまく守備陣形を整えて対応。無失点に抑えた。

 高井は「スライドのところも問題なくできましたし、前半は少しボールを持たれる展開にはなりましたけど、それは持たせてる感覚で、自分たちの目の前でボールを動かしているだけで、あまり怖くありませんでした」と手応えを示した。

 一方で攻撃では、チームとしてチャンスを決め切れず。後半、逆に先制点を決められ、そこから勢いに乗った相手に2点を追加された。高井はこう悔しさを露わにした。
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「本当に先制点をとることは大事だと思うし、今日も先制されてこういう展開になった。やっぱり最後のところの点を取らせないとか、最後のところで点を決めるというところは、チーム全体として、こだわってやらないといけないところかなと思います」

 だが、下を向いてはいられない。高井はU-22日本代表に飛び級で招集。この試合の翌日から、パリ・オリンピックのアジア1次予選にあたる、U-23アジアカップ予選へ挑むチームに合流する。

「あまり知らないメンバーで、どうなるかは分からないですけど、練習からアピールをしていきたいです。大会が始まってみないと分からないですけど、試合に出れるなら、全力を尽くしたい。すごく良い経験ができると思うので、成長して帰ってきたいと思います」

 クラブでの悔しさを晴らす活躍に期待したい。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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