試合後の表情は険しかった
長友自身は神戸戦で好プレーを見せたが、チームの勝利に繋がらず。写真:サッカーダイジェスト
2023年8月26日に国立競技場で開催されたFC東京と神戸の一戦は壮絶な展開の末に2−2の引き分けに終わった。2度リードしながらも白星を掴めなかったFC東京の無念は、試合後の長友佑都の表情を見てもうかがえた。
無念というよりは怒りか。ミックスゾーンに現れた長友の表情は正確に言えば"険しかった"。実際、本人も「悔しい気持ちだけが残っている」とコメントしている。
「勝っている状況でしっかりと守り切らないといけなかったし、(前節の)マリノス戦もそうで、最終的にアディショナルタイムで決められている。自分たちのこれが実力というか、脆さだと思う。こういうところを改善しないと優勝争いに絡めないと思うので、課題は多いかなと」
90+2分に1−1と追いつかれながらも、90+10分にはアダイウトンのゴールで一旦は勝ち越した。この瞬間、スタジアムのボルテージはマックスに達し、これでFC東京の勝ちだろうという雰囲気があった。しかし、その4分後、一瞬の隙を突かれて山口蛍に強烈なボレーを叩き込まれてしまう。勝ち切らないといけない試合で勝ち切れない。「脆い」という長友の表現は言い得て妙だろう。
無念というよりは怒りか。ミックスゾーンに現れた長友の表情は正確に言えば"険しかった"。実際、本人も「悔しい気持ちだけが残っている」とコメントしている。
「勝っている状況でしっかりと守り切らないといけなかったし、(前節の)マリノス戦もそうで、最終的にアディショナルタイムで決められている。自分たちのこれが実力というか、脆さだと思う。こういうところを改善しないと優勝争いに絡めないと思うので、課題は多いかなと」
90+2分に1−1と追いつかれながらも、90+10分にはアダイウトンのゴールで一旦は勝ち越した。この瞬間、スタジアムのボルテージはマックスに達し、これでFC東京の勝ちだろうという雰囲気があった。しかし、その4分後、一瞬の隙を突かれて山口蛍に強烈なボレーを叩き込まれてしまう。勝ち切らないといけない試合で勝ち切れない。「脆い」という長友の表現は言い得て妙だろう。
引き分けてしまった原因は「しっかりと試合を締められなかった僕にもある」と長友は言うが、このゲームではむしろ若手のお手本となるプレーを見せた。とりわけ大迫勇也へのプレッシングが素晴らしく、球際での競り合いの強さを存分に披露した。
「良い選手たちと対戦すると、モチベーションが上がるし、今日はヨーロッパで試合をしているような、デュエルの強さを披露したかったんで。Jリーグは面白いな、凄いレベルが高いなと思ってもらいたかった」
だからこそ、勝ちたかった。
「ただ、負けたようで本当に悔しいです」
立ち去る直前のこのコメントに、勝てなかった怒りが込められているような気がした。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
「凄い選手になりますよ」松木玖生も絶賛の佐藤龍之介が本格的にプロを意識したきっかけは36歳のベテラン「ポジションは違いますけど」【FC東京】
久保建英との比較は避けられないか。同じ16歳でプロ契約した佐藤龍之介が明かす"先輩・久保への意識"【FC東京】
「同世代では頭ひとつ抜けている」FC東京はなぜ佐藤龍之介と16歳でプロ契約を締結したのか。社長とGMが決断の理由を語る
「良い選手たちと対戦すると、モチベーションが上がるし、今日はヨーロッパで試合をしているような、デュエルの強さを披露したかったんで。Jリーグは面白いな、凄いレベルが高いなと思ってもらいたかった」
だからこそ、勝ちたかった。
「ただ、負けたようで本当に悔しいです」
立ち去る直前のこのコメントに、勝てなかった怒りが込められているような気がした。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
「凄い選手になりますよ」松木玖生も絶賛の佐藤龍之介が本格的にプロを意識したきっかけは36歳のベテラン「ポジションは違いますけど」【FC東京】
久保建英との比較は避けられないか。同じ16歳でプロ契約した佐藤龍之介が明かす"先輩・久保への意識"【FC東京】
「同世代では頭ひとつ抜けている」FC東京はなぜ佐藤龍之介と16歳でプロ契約を締結したのか。社長とGMが決断の理由を語る