冨安健洋の退場処分は、小さくない議論を呼んでいる。

　８月21日に開催されたプレミアリーグ第２節のクリスタル・パレス戦（１－０）で、アーセナルの冨安は60分にスローイン時の時間稼ぎで警告を受けると、７分後に２枚目のカードを出されて退場となった。

　英公共放送『BBC』は、１枚目の遅延行為について、ボールを渡されるまでに約15秒かかり、冨安自身は味方を探してから８秒でボールを投げ入れたと報じた。

　また、ジョーダン・アユーを倒したファウルに対する２枚目のカードも、わずかな接触だったため、判定に疑問の声が上がっている。

【動画】「誤審」「馬鹿げている」と批判殺到！冨安がイエローカードを受けた２つのシーン

　このジャッジについて敵将も本音を述べた。クリスタル・パレスのロイ・ホジソン監督は「アーセナルが２枚のイエローカードに不満なのは理解できる。自分でも同じだろう」とコメントしている。

「（新たな判定基準は）選手を退場させることに機能しているが、それが正しいことかは審判たちに判断を任せる」

　相手から見ても、冨安の退場は同情の余地があると考えているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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