【採点寸評|名古屋】1失点も中谷、藤井は最終ラインで存在感。好印象の新戦力・久保はビッグチャンスを決め切れず[J1第24節 浦和 1-0 名古屋]

2023年08月19日 本田健介(サッカーダイジェスト)

優勝争いへの痛い黒星として大いに悔い

【警告】浦和=小泉(21分)、ホイブラーテン(45分)、大久保(60分)、リンセン(89分)名古屋=河面(16分)、丸山(76分)【退場】なし【MAN OF THE MATCH】ホセ・カンテ(浦和)

[J1第24節]浦和 1-0 名古屋/8月18日/埼玉スタジアム2002

 J1第24節の浦和レッズ対名古屋グランパスが8月18日に行なわれ、1-0で浦和が勝利を収めた。
【PHOTO】名古屋の出場16選手&監督の採点・寸評。90分を通じてよく走った森島。森下はバー直撃の一発を決めていればヒーローだった
 この日、唯一のゴールが生まれたのは11分。スコアボードを動かしたのは浦和。明本考浩のパスに対し、敵陣ペナルティエリア内でホセ・カンテが巧みな身のこなしで前を向き、GKランゲラックが一歩も動けないシュートを叩き込む。

 追いかける名古屋は後半、攻勢を強め、55分に前田直輝がビッグチャンスを迎えるも、GK西川周作の好守に阻まれる。71分には森下龍矢の決定的なシュートはクロスバーを叩く。

 アディショナルタイムには、久保藤次郎が至近距離から狙うも、シュートは枠を外れる。浦和が最後まで集中を切らさず、虎の子の1点を守り抜き、勝点3を手にした。
 
▼名古屋のチーム採点「5.5」
 浦和からレンタル中のFWキャスパー・ユンカーが契約の関係で出場できず。その影響があったとは決して言われたくないだろうが、前後半で計4度の決定機を作り出しながら1点が遠かった。

 11分の失点はカンテのシュートを褒めるべきで、そのあとはよく反撃に出た。崩しの形も悪くなかったが、シュート精度を欠いたのは今後への大きな課題だろう。特に後半はワンサイドゲームと言えるほど押し込みながら0-1で敗れたのだから、優勝争いへの痛い黒星として大いに悔いが残ったはず。

 一方で長谷川健太監督は夏の新戦力たちを比較的長く起用できたことを収穫に挙げる。彼らが今後、どうプラスアルファをもたらしてくれるか。その成果によって、この敗戦の意味も変わってきそうだ。

 1失点も中谷、藤井は最終ラインで存在感を見せた。新戦力の久保は好印象も、ビッグチャンスを決め切れなかった。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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