スコア以上の完敗に、世界のメディアも驚きを隠せない。

　現地８月11日、オーストラリア＆ニュージーランド共催の女子ワールドカップは準々決勝が行なわれ、日本女子代表はスウェーデンと対戦。警戒していたセットプレーの流れから２点を先取され、後半半ば以降に人海戦術でギアを上げたが、１点を返すにとどまった。１－２で敗れ去り、２大会ぶりのベスト４進出を逃している。
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　注目の一戦を速報で伝えたのが英公共放送『BBC』で、そのラジオ実況で解説を務めたのが元イングランド女子代表DFのアレックス・スコット氏だ。アーセナルでも活躍した38歳のレジェンドは「今大会を通じてあれだけの娯楽を提供してくれていた日本が、今日は驚くほどからっきしだった」と残念そうに語り、次のように続けた。

「私たちはこのチームについて饒舌に語り、どれだけテクニックとインテリジェンスを褒め称えたことか。なのに、今日はまったく力を発揮できなかった。フラストレーションが溜まってしまったわ。最後は持ち前の攻撃力の一端を垣間見せてくれたけど、あれをゲームのスタートから示すべきだった。今日の日本は、すべてがおかしかった」
 

　すっかり日本フリークになり、優勝候補筆頭にも推していたスコット氏だけに、なでしこジャパンの完敗にショックを受けたようだ。

　見事なゲームプランで日本の特徴をことごとく消して快勝を収めたスウェーデンは、現地８月15日にスペインと準決勝を戦う。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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