元日本代表MF前園真聖氏の公式YouTubeチャンネル『おじさんだけど、遊んでもいいですか？』に、かつて五輪代表チームで共闘した伊東輝悦（現・沼津）と白井博幸氏（現・名古屋経済大サッカー部総監督）が出演。当時を振り返った。
【動画】前園＆白井＆伊東のスペシャル座談会！
　1996年、アジアの厳しい戦いを勝ち抜き、28年ぶりに五輪出場を果たした日本。チームの主要メンバーだった３人が昔話に花を咲かせる。マレーシアで開催された最終予選では、ホテルにある池で飼われていたコイに、白井氏は日々、餌をあげていたエピソードも明かされた。

　コイだけでなく、イグアナや亀もいたというが、伊東は「そんなのいた？」と驚きの表情。「テルは逆に何を覚えているの？ 部屋は誰とだった？」と前園氏が聞けば、「えー？」と思い出せない。

　前園氏は中田英寿と、白井氏は鈴木秀人と同部屋だった。はっきりと思い起こせる２人とは違い、「まったく覚えていない」と白状する伊東に、前園氏は「お前、いた？」とツッコむ。複数の選手名を挙げられても、伊東は「違うとか、何とかも分からない」とお手上げ状態。白井氏は「俺よりヒドイよ」と苦笑いする。
 

　もっとも、その後のキャリアを大きく左右するコンバートは覚えている。

　西野朗氏が率いていた代表チームで、攻撃的なアタッカーだった伊東は守備的MFの役割を与えられる。

「あのチームで初めてやるポジションだった。それでプレーの幅は広がったなと思う。そういう意味では、感謝しかない」

　伊東は８月31日に49歳を迎えるが、バリバリの現役だ。前園氏が「そのおかげ（コンバート）で、もしかしたら今もずっと現役をやれているのはあるのかもしれないね」と言えば、熟練のボランチは「間違いない」と殊勝にうなづいた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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