なでしこJ、注目のホットライン。技巧派レフティとスピードスターの好連係「より近いひなたさんを見ることで、自分のプレーがはっきりする」

2023年08月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

「決まった形というよりは...」

試合中や練習でもよく話すという遠藤(左)と宮澤(右)。(C)Getty Images

 グループステージ第3節のスペイン戦は4-0の完勝。チームを勢いづかせる先制点は12分。左サイドでパスを受けたレフティMF遠藤純が、斜め前にスルーパス。これに反応したMF宮澤ひなたが、最後は冷静なフィニッシュでネットを揺らした。

 女子ワールドカップで2大会ぶりのベスト8進出を果たした、なでしこジャパンで、好連係を見せているのが、左ウイングバックの遠藤と、2シャドーの一角を担う宮澤だ。テクニシャンで正確なキックが持ち味の前者と、抜群のスピードと決定力を誇る後者の相性は良さそうだ。

「けっこう、ひなたさんとは試合中もそうですけど、練習でも話すことが多い」

 普段から密にコミュニケーションを取っているという遠藤は、同サイドにいる宮澤とのコンビネーションについて、次のように語る。

「左で自分が関わることで、クロスを上げる形が、かなり多いと思うんですけど。決まった形というよりは、ひなたさんを見てプレーするというか。いろんな選手を見ながらですけど、やっぱりより近いひなたさんを見ることで、自分のプレーがはっきりする」
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 シチュエーションに応じて、効果的に連動する。

「自分がオープンでドリブルしている時は、けっこう中めに(ポジションを)取ってもらって、自分を活かしてもらったりとか。逆にひなたさんが上がってきた場合には、自分が少し低い位置で、パスを出す選択が増えたりだとか」

 日本は準々決勝でスウェーデンと対戦。息の合った遠藤と宮澤のホットラインが、4強進出のカギを握るかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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