「悪夢のような別れ」米国の38歳英雄ラピノー、“最後のW杯”はPK失敗で涙。残酷な終焉に各国反響「想像を絶する結末」「最も耐え難い形」

2023年08月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「涙を流しながら最後の世界舞台を去った」

最後のW杯が終わり、涙を流したラピノー。(C)Getty Images

 8月6日に開催された女子ワールドカップのラウンド16で、FIFAランク1位のアメリカはスウェーデンと対戦。延長戦を含む120分間を終えても0-0で、PK戦の末に4-5で敗れた。

 過去2大会の戴冠に貢献した"英雄"ミーガン・ラピノーは、延長戦の99分に途中出場。PK戦では4人目のキッカーを任されたものの、クロスバーの上に大きく外してしまう。今シーズン限りの現役引退を発表している38歳は、これがW杯での最後のプレーとなった。

 母国紙『THE NEW YORK TIMES』は「ミーガン・ラピノー、彼女さえも想像を絶する結末」と見出しを打った記事で、「PKの失敗は、スター選手のW杯でのキャリアに幕を引く残酷な方法だった。しかし、彼女の影響力と遺産は決してサッカーだけに関するものでなかった」と報じた。

「ラピノーにとって、クロスバーを越えるPK、ショック、失望、そして自分自身への悔しい笑顔という、最も耐え難い形での結末となった」

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 また、英公共放送『BBC』も「ラピノーの悪夢のような別れ」と報道。次のように伝えている。

「38歳の彼女は長らくチームを決定づける象徴であり、インスピレーションでもあったが、彼女はアメリカの4本目のPKキッカーで、豪快にバーを越えるシュートを放った」

 同メディアは別の記事でも、「ラピノーが計画していた結末ではなかった」「17年間、アメリカ代表で戦い続けた後、2度のW杯優勝経験者は涙を流しながら最後の世界舞台を去った」と綴っている。

 試合後には涙を流したラピノー。女子サッカー界が誇るスーパースターの代表ラストゲームは、まさかの結末となってしまった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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