「好んでいるのはトミヤスだ」インテルが関心の冨安健洋はどうなる?伊大手紙は「アーセナルは売却不可と考えていない」

2023年08月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

「アーセナルは完全移籍を求めている」

先日のモナコ戦では先発で起用された冨安。(C)Getty Images

 能力が申し分ないことは周知のとおりだ。一方で、1年半にわたってフィジカルの問題に悩まされていることも事実。移籍市場が開いている中で、クラブは冨安健洋をどう評価しているのか。

 2021年夏にボローニャからアーセナルに移籍した冨安は、シーズン前半戦でリーグ有数のヒット補強として高く評価された。だが、後半戦からケガに苦しめられ、レギュラーの座を失うと、昨季も3月に負傷でチームより先にシーズンを終えている。

 最終ラインの全ポジションをこなせる万能性は貴重であり、ミケル・アルテタ監督が左SBで起用する可能性も指摘されている。選手自身、今季こそシーズンを通じて安定して活躍したいと意気込んでいるだろう。

 だが、冨安のフィジカルに不安があるだけに、アーセナルは今季もユリエン・ティンベルを獲得するなど、守備陣の強化に動いた。頭数が増えれば、去就を巡る噂も浮上する。実際、直近ではインテルが冨安に関心を寄せているとの報道が出回り始めた。

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 インテルはミラン・シュクリニアルとダニーロ・ダンブロージオが契約満了で退団。今季はヤン・ビセックという若手DFを獲得したが、右CBの強化を狙っているとされる。ボローニャ時代の実績がある冨安は適した人材かもしれない。

 イタリア紙『Gazzetta dello Sport』は、8月5日付の紙面で、「現時点でジュゼッペ・マロッタとピエロ・アウジリオ(強化担当幹部)が好んでいるのはトミヤスだ」と伝えている。

「簡単な道でないことは明らかだ。理由は移籍形態である。トミヤスはアーセナルから売却不可能とは考えられていない。だが、彼らはこれまでレンタルでの放出の可能性を認めていない。アーセナルは完全移籍を求めている。一方でインテルはレンタル以上に踏み切りたくない」

 報道どおりなら、冨安はアーセナルにとって「絶対不可欠」ではないということになる。移籍の可能性は低いと見られている冨安だが、マーケットは何があるか分からない。今後の進展に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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