大事なのは原点回帰
千葉戦の敗戦や今後の戦い方について語ってくれた黒田監督。写真:塚本侃太(サッカーダイジェスト写真部)
町田にとって今季ショッキングな出来事のひとつが、27節の千葉戦(7月22日)での敗戦だろう。ホームゲームにも関わらず、今季初の3失点……。黒田剛監督に言わせれば、「チームとしても受け入れ難い事実だった」。
指揮官は敗戦の理由を次のように述べた。
「(J2の)首位にいること、2位との勝点差がある程度確立されている状況など根拠のないデータがプレーの甘さや緩さにつながった。スキル的な要素ではなく、準備を含めたメンタルのところ、考え方のところ、あとは闘志とか、心・技・体の心に落ち度があるなと。ゴールに向かうパワー、失点へのこだわりなど、千葉戦ではその全てが相手よりも劣っていた。映像で振り返ってもそう見えたし、こんな試合をしていては話にならない」
ショッキングな敗戦から3日後の7月25日、黒田監督は全体トレーニングで"ネジを巻き直す作業"に着手した。
「(開幕前の)キャンプや7節くらいまでにやってきたサッカーをもう一回思い出す。それを彼らに伝えながら後半戦に向けてネジを巻き直す作業をやりました」
選手に緊張感を与える意味もあってか、練習最後の紅白戦ではレギュラー組(ピンクチーム)のメンバーを千葉戦の先発メンバーから7人も入れ替えた。
「今日、緑チーム(サブ組)とピンクチームでやった紅白戦、メンバーをキーパー含め7名代えています。そうすると、レギュラーポジションを取られると危機感を持ったピンクチームが相当燃える。結局、今、町田を食おうとしているチームは(緑チームのような)テンションで戦う。それをピンクチームが体感できて、受け手として緑チームも体感できる。互いの現状を知る、効果的なゲームになったと思います」
指揮官は敗戦の理由を次のように述べた。
「(J2の)首位にいること、2位との勝点差がある程度確立されている状況など根拠のないデータがプレーの甘さや緩さにつながった。スキル的な要素ではなく、準備を含めたメンタルのところ、考え方のところ、あとは闘志とか、心・技・体の心に落ち度があるなと。ゴールに向かうパワー、失点へのこだわりなど、千葉戦ではその全てが相手よりも劣っていた。映像で振り返ってもそう見えたし、こんな試合をしていては話にならない」
ショッキングな敗戦から3日後の7月25日、黒田監督は全体トレーニングで"ネジを巻き直す作業"に着手した。
「(開幕前の)キャンプや7節くらいまでにやってきたサッカーをもう一回思い出す。それを彼らに伝えながら後半戦に向けてネジを巻き直す作業をやりました」
選手に緊張感を与える意味もあってか、練習最後の紅白戦ではレギュラー組(ピンクチーム)のメンバーを千葉戦の先発メンバーから7人も入れ替えた。
「今日、緑チーム(サブ組)とピンクチームでやった紅白戦、メンバーをキーパー含め7名代えています。そうすると、レギュラーポジションを取られると危機感を持ったピンクチームが相当燃える。結局、今、町田を食おうとしているチームは(緑チームのような)テンションで戦う。それをピンクチームが体感できて、受け手として緑チームも体感できる。互いの現状を知る、効果的なゲームになったと思います」
大事なのはやはり原点回帰だ。
「相手が対策してくるなかで、目の前の試合で勝つことがどれだけ大変か。それを今ひしひしと感じています。だからこそ、6連勝(2節~7節)した時や失点1で乗り切っていた時のガムシャラさ、本気度をもう一度取り戻したい。相手が特別強くなったわけではなく、自分たちがやるべきことを徹底できなくなっている。そこを言及するほうが重要。原点に戻る作業をやったうえで、相手がどうのという作業をやりたい。
3失点した試合はすごく良い薬になったし、これで目が覚めないようだと話にならない。まずは目の前の1勝。それを掴めれば、やっぱりこれだと。そういうものを肌感覚で感じてほしい」
迎えた7月29日の徳島戦は2−1と勝利。続く新潟との天皇杯で敗れたものの、町田は27試合を消化したJ2で堂々と首位をキープしている。決してフロックではない大躍進。黒田監督の"信念"が勝利を引き寄せるか。後半戦の戦いぶりも実に楽しみだ。
文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集部)
【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「 J歴代ベスト11」を一挙公開!
「カンフーサッカーが粉砕された」W杯惨敗の中国女子を韓国メディアが酷評!「荒い反則を犯したが、技術の差が大きすぎた」
なでしこJから最多の4選手が選出!開催国メディアが女子W杯"GSベスト11"を発表「まだ活躍している」「大会まで4得点だったのに...」
「気分が良くない」久保建英がメキシコで浴びたブーイングに苦言!「間違っている」
「相手が対策してくるなかで、目の前の試合で勝つことがどれだけ大変か。それを今ひしひしと感じています。だからこそ、6連勝(2節~7節)した時や失点1で乗り切っていた時のガムシャラさ、本気度をもう一度取り戻したい。相手が特別強くなったわけではなく、自分たちがやるべきことを徹底できなくなっている。そこを言及するほうが重要。原点に戻る作業をやったうえで、相手がどうのという作業をやりたい。
3失点した試合はすごく良い薬になったし、これで目が覚めないようだと話にならない。まずは目の前の1勝。それを掴めれば、やっぱりこれだと。そういうものを肌感覚で感じてほしい」
迎えた7月29日の徳島戦は2−1と勝利。続く新潟との天皇杯で敗れたものの、町田は27試合を消化したJ2で堂々と首位をキープしている。決してフロックではない大躍進。黒田監督の"信念"が勝利を引き寄せるか。後半戦の戦いぶりも実に楽しみだ。
文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集部)
【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「 J歴代ベスト11」を一挙公開!
「カンフーサッカーが粉砕された」W杯惨敗の中国女子を韓国メディアが酷評!「荒い反則を犯したが、技術の差が大きすぎた」
なでしこJから最多の4選手が選出!開催国メディアが女子W杯"GSベスト11"を発表「まだ活躍している」「大会まで4得点だったのに...」
「気分が良くない」久保建英がメキシコで浴びたブーイングに苦言!「間違っている」