「日本はナンバー1チームだ」会場関係者からエール。なでしこJがキャンプ地に別れ

2023年08月03日 渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

ラウンド16以降は試合開催都市でトレーニングを実施

会場のスタッフたちと記念撮影するなでしこジャパン。(C)SOCCER DIGEST

 オーストラリア&ニュージーランドで開催中の女子ワールドカップを戦うなでしこジャパンは8月3日、ベースキャンプ地クライストチャーチで最後のトレーニングを行なった。

 7月16日にニュージーランド入りした日本は、同地を拠点にグループステージで各地を転戦。22日のハミルトンでのザンビア戦(5-0)、26日のダニーデンでのコスタリカ戦(2-0)、31日のウェリントンでのスペイン戦(4-0)に全て勝利し、C組を首位で通過した。

 毎回の長距離移動には厳しさを感じた一方で、なでしこたちの活躍を支えていたのはベースキャンプでの生活だったようだ。コスタリカ戦後のトレーニング時には長谷川唯もこう語っている

「移動は大変でしたが、毎度ある意味家に帰ってきたような、気持ち的にもリラックスできている」

 しかし、ラウンド16以降は次戦の試合開催都市でトレーニングを行なうため、ベースキャンプ地はこの日が最後となった。
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 冒頭15分以外は非公開となったため、トレーニング場の警備員やFIFAのボランティアスタッフになでしこジャパンについて話を訊くと、以下のような回答があった。

「日本はとてもいいチームだね」
「これまで女子サッカーは見たことなかったけど、日本の試合は見たよ。とても面白かった」
「日本はナンバー1チームだ。この先も期待してるよ」

 練習が終わると、選手たちは整列し、FIFA関係者や会場運営のボランティア、警備員などに一礼。ユニホームなど感謝の品を送った。

 すると、会場側からも日本国旗を模した手書きのメッセージボードや、現地チームのユニホームのほか、釣り針デザインのグリーンストーンが贈られた。

 釣り針デザインは、原住民マオリの神話でニュージーランドを釣り上げたとされるいわゆる神器的なモチーフ。豊かさと強さと決意を意味し、幸運と豊かさを受け取るための道具とされている。

 ベースキャンプ地からのエールを受けて、日本は世界一のトロフィーを釣り上げられるか。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト特派)

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