「運だけじゃ勝てない」完敗で天皇杯敗退の浦和。興梠慎三がチームの“戦い方”に危機感「簡単なプレーをしすぎている」

2023年08月03日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

「考え直さないといけない一戦だった」

名古屋戦後、チームの課題を語った興梠。(C)SOCCER DIGEST

[天皇杯ラウンド16]名古屋3-0浦和/8月2日/CSアセット港サッカー場

 浦和レッズは8月2日、天皇杯のラウンド16で名古屋グランパスと対戦。0-3の敗戦で準々決勝進出とはならなかった。

 浦和は序盤から押し込まれる時間が長く、コンパクトな守備ブロックを固めて、自陣でのボール奪取から速攻を仕掛けた。しかし、FWにボールが収まらず。最前線の興梠慎三が何度も裏抜けを試みるも、名古屋DFの予測とカバーリングの速さを前に、なかなかラストパスが繋がらなかった。

 そして、25分に直接FKを決められ先制を許すと、後半も2失点。「今日は完敗でした」と肩を落とした興梠は、チームの課題を次のように分析した。
【動画】天皇杯、名古屋対浦和のハイライト!
「後半、点を取らないといけないと、少しリスクを冒して前にいったのもある。でも、いままでもみんな、守ろう守ろうと守備をしていて、運よく点が取れていた感じが多かった。そういう戦いをしていたら、こういう感じになってしまうのは薄々、自分的には感じていました。

 やっぱり運だけじゃ勝てない。いままで内容が悪くて勝っている部分があったけど、内容を良くしていかないと、特にリーグ戦とかでは勝てないので、今日の負けというのはもちろん悔しいですけど、チームとしては考え直さないといけない一戦だったのかなと思います」

 ボールを奪われないよう、横パスに逃げるシーンが多く、チャレンジが少ない。37歳のストライカーは「みんな、簡単なプレーをしすぎている」と危機感を露わにした。

 次戦は6日、リーグ戦で横浜F・マリノスと相まみえる。興梠は「ここで負けてしまったということは、今のチームはこんなものなのかなと自分的には思います。タイトルを獲るには、個人も含めてよりレベルアップしないといけない」と改善を誓った。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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