【日本 4-0 タイ|採点&寸評】先制弾の鈴木、流れを引き寄せた矢島、途中出場で2ゴールの久保が好印象。ただ、決勝トーナメント進出を決めるも“小さくない不安”が

2016年01月17日 本田健介(サッカーダイジェスト)

タイの決定力不足に助けられた側面は見逃せない。

【警告】タイ=パコーン(11分)、ペラパット(63分)、トリスタン(78分) 日本=室屋 成(40分)
【退場】なし

【日本代表・総評】 6
 2連勝で決勝トーナメント進出を決めた点は高く評価。しかし、タイにそれなりのチャンスを許すなど、安定感を欠いた試合運びには不満が残る。
 PK失敗をはじめタイの決定力不足に助けられた側面もあり、今後の戦いへ小さくない不安が見られた。

【リオ五輪予選PHOTOダイジェスト】鈴木、矢島が決め、久保は2発! 日本 4-0 タイ

 [個人採点・寸評]
[GK]
1 櫛引政敏 5.5

54分には鋭い反応で好セーブ。しかし、飛び出しのタイミング、フィードの雑さは今後の修正課題だ。
              
[DF]
4 岩波拓也 6

誰よりも声を出して最終ラインを統率。やや不安定な対応が見られた北朝鮮戦から見事に立て直した。

12 室屋 成 5.5
3日前とは対照的に積極的なオーバーラップは鳴りを潜める。守備では及第点も全体的に存在感は希薄だった。

13 奈良竜樹 5.5 
気合十分の"潰し"は迫力満点。ただ、空回りしたシーンもあり、安定感という意味ではいまひとつの出来だった。

15 亀川諒史 5
初先発の緊張からか固さが目に付く。幾度も左サイドを突破され、主導権を握られた。53分には結果的にPKを献上とついてなかった。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

次ページMOMは攻撃の起点となり、貴重な追加点を奪ったあの選手。

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