「男子は100回以上ついてってるので…」日本代表シェフが男女のリアクションの違いを明かす!地元福島愛もたっぷり

2023年08月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「お寿司とかお蕎麦とかやりましたけど、『ワー』とかね」

スペインを破り、なでしこジャパンの選手たちは満面の笑み。このあと美味しい食事が待っていた。(C)Getty Images

 日本代表の専属シェフで、現在開催中の女子ワールドカップにも帯同中の西芳照さんが、国際サッカー連盟(FIFA)のインタビューに応じた。

 現在61歳の西さんは、森保ジャパンをはじめ、男子チームとは何度も行動を共にしてきたが、女子チームでの経験はあまりない。それだけに選手たちのリアクションの違いを感じているようだ。

「(専属シェフを務めているのは)2004年からですから、19年。(女子は)素直に美味しいとか、喜んでくれるのが嬉しいですね。男子の場合は、もう100回以上ついてってるので、 料理が出て当たり前っていうのは多分あると思うんですけど。今日もちょっと、お寿司とかお蕎麦とかやりましたけど、『ワー』とかね」

 東日本大震災で大きな被害を受けた福島県出身の西さんは、地元への愛が強い。
【画像】見ているだけでよだれが出そう!西シェフがなでしこに振舞った絶品料理
「私は福島県の南相馬市小高区で生まれました。私の場合は、福島の食材の良さ、安全であることをPRするように努めています。福島の食材は全品検査してますので、逆に世界中で1番安全だと言えると思います。地元の福島を変えるというか、福島の食材をたくさん使って美味しさを、地元の人ばかりじゃなくて、県外とか外国から来る人とか(に伝えています)。

 福島っていうと、震災以降、マイナスのイメージが付きまとっていて、そこから離れていった人もたくさんいますけど、戻ってきたりしてる人もたくさんいます。そういう人が周りから色々批判されたり、どうしてそんな危険な場所にいるんだとか、そういうことを言われることが多々ありますので、そういう福島に残ってる人たちの励みになるように。

 例えば、この大会で勝ち上がることによって、みんなに元気を与えるとか、生きる喜びを与えるとか、そういうことができるんじゃないかなと思って。勝つために頑張っています」

 西さんは、なでしこがスペインに4-0で大勝した際、「一位抜け!応援ありがとうございました。今夜はキャプテンのリクエストでスープスパとフォー。みんな~待ってるよ」とSNSに綴り、料理写真を公開。すると、「西さんのご飯でパワーチャージ」「食のサポートはホント大きい」「すごく力になっていると思います!」といったコメントが続々集まり、大反響を呼んだ。

 12年ぶりの優勝へ。世界に誇るシェフは、決勝トーナメントでも超重要戦力だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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