世界に衝撃を与えるメモリアルゲームとなった。

　現地７月31日、オーストラリア＆ニュージーランド共催の女子ワールドカップはグループＣ最終節を消化し、ともに決勝トーナメント進出を決めている日本とスペインが対戦。実力伯仲の攻防戦が期待されるなか、日本は集中力の高い組織的な守備でスペイン自慢のパスワークを寸断し、鮮やかなカウンターから前半だけで３点のリードを奪った。

　後半も攻守両面でアグレッシブさを失わず、82分に加点して４－０の完勝。日本はスペインを逆転してグループ１位突破を確定させ、２得点・１アシストの宮澤ひなたは大会通算４点目で得点ランキングの単独首位に躍り出た。

　この一戦を興味深くレポートしたのが、お隣り韓国のメディア『聯合ニュース』だ。「日本がススペインを４－０で下す！ 男子に続く連勝で"天敵"に」と銘打ち、次のようにレポートしている。
 

「拮抗した激しいゲームが予想されたが、終わってみれば日本が流れを掌握する一方的な展開だった。効率よくリードを広げて３連勝を達成。昨年のカタール・ワールドカップで男子代表チームが２－１でスペインを破ったのに続き、女子代表チームも快勝を収めた。もはやスペインにとって日本は"天敵"となったのだ」

　グループＣ１位の日本は、現地８月５日に行なわれるラウンド・オブ16でグループＡ２位のノルウェーと対戦。一方のスペインはグループＡ首位のスイスと雌雄を決することとなった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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