【名古屋/新体制】「共感」と「連動」を求める“小倉グランパス”。「チャレンジの年」で飛躍を誓う

2016年01月16日 今井雄一朗

「スタイルだけではうわべ。勝ちにこだわり、そのためにゴールを奪い、ボールを奪い返す」(小倉GM兼監督)。

後列左からオーマン、武田洋平、小倉隆史GM兼監督、荻 晃太、シモビッチ。前列左から古林将太、明神智和、和泉竜司、髙橋 諒、安田理大、イ・スンヒ。 写真提供:名古屋グランパス

 1月15日、名古屋が新体制発表会を行なった。同発表会には、久米一正社長はじめ中林尚夫専務、小倉隆史GM兼監督の「トップ3」のほか、新加入選手が出席。チーム体制の一新が高らかに宣言された。
 
 冒頭で、「チャレンジの年。グランパスを大きく前進させていく」と語った小倉GM兼監督は、標榜するスタイルのコンセプトとして『FOOTBALL STYLE』、『FOOTBALL PRINCIPLE』、『MENTALITY』の3要素を提示。加えて、「5人目まで連動するサッカー」を提唱し、「名古屋でそれを確立することは日本のサッカーが進むべき道になる」という志の高さで新シーズンに挑むことを明らかにした。
 
 一方、「スタイルだけではうわべ。勝ちにこだわり、そのためにゴールを奪い、ボールを奪い返す」と、プレー、メンタル両面での逞しさを選手たちに要求していきたいとも述べ、誰もが共感するスタイルを目指しつつも、勝ちにこだわる集団になると強調している。
 
 陣容は昨季から大幅に刷新され、ノヴァコヴィッチやダニルソン、田中マルクス闘莉王などの主力がチームを去った一方、安田理大(←神戸)や明神智和(←G大阪)ら他クラブからの移籍組や大卒ルーキーらを合わせ10選手が新加入(レンタル復帰は除く)。他クラブとの争奪戦の末に加入した大卒ルーキーの和泉竜司は「将来は日本代表に選ばれて、ドイツでプレーしたい」と青写真を披露し、ベテランの明神は「自分の経験を活かしたい。タイトルを獲ります」と、意気込みを語った。
 
『信頼』のスローガンのもと、ピッチ内外で「共感」と「連動」を求める指針を明確にした名古屋は今後、豊田市内で調整後、タイと沖縄でのキャンプを経て、2月27日の磐田との開幕戦に向けてチーム作りを進めていく。
 
 
■2016年メンバーリスト
★=新加入選手
Pos. No. 名前
 
GK
 
1 楢﨑正剛
16 武田洋平★
21 西村弘司
28 荻 晃太★
 
 
DF
 
2 竹内 彬
3 オーマン★
5 大武 峻
6 古林将太★
24 高橋 諒★
33 安田理大★
 
 
 
MF
 
 
7 田口泰士
10 小川佳純
13 磯村亮太
14 田鍋陵太
15 イ・スンヒ★
17 明神智和★
20 矢田 旭
23 青木亮太
26 森 勇人
29 和泉竜司★
 
FW
 
9 シモビッチ★
11 永井謙佑
18 野田隆之介
19 矢野貴章
22 小屋松知哉
27 杉森考起
32 川又堅碁
34 グスタボ
38 松田 力★
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