アル・ナスルは７月27日に、ヤンマースタジアム長居でインテルと対戦。２日前のパリ・サンジェルマン戦（０－０）に続き、１－１でドローに持ち込んだ。

　そのサウジアラビアの雄で小さくない輝きを放ったのが、今夏にRCランスから加入したMFのセコ・フォファナだ。中盤でボールを奪うと、推進力のある持ち上がりを披露し、インテルの脅威となった。

　昨シーズンのリーグ・アンで、優勝したパリSGにわずか１ポイント差の２位と大躍進を果たしたRCランスで、フォファナはベスト11に輝くなど、主将としてチームを牽引した。その28歳が、絶頂期でサウジアラビアに渡ったのは小さくない驚きだった。

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　試合後、合流して間もないフォファナに「アル・ナスルのレベルはどうか？」と質問すると、こう答えている。

「まだ試合を２回行なっただけだけど、このチームでのプレーをとても楽しんでいる。今のところは幸せだよ。今後も、たくさんの選手がサウジアラビアに来るだろう。チームとともに、いろいろな大会で優勝したい」

　コートジボワール代表MFは、「パリ・サンジェルマンやインテルと同じレベルになるように、やっていきたいね」と言葉を続けた。

　プレシーズンマッチとはいえ、欧州の強豪と２戦連続のドロー。手応えを感じた様子のフォファナに、今のところ"後悔"を微塵もないようだ。

取材・文●江國 森（サッカーダイジェストWeb編集部）

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