フランクフルトを契約満了で退団した鎌田大地は一時、ミラン加入が有力視されていた。

　だが、鎌田の獲得を進めてきたテクニカルディレクターのパオロ・マルディーニとスポーツディレクターのフレデリック・マッサーラが補強方針で巡ってオーナーのジェリー・カルディナーレと対立し、退任する（事実上の解任）。

　さらに、EU圏外選手の獲得枠の問題が浮上し、ミランが他のターゲットを優先したため、白紙になったと現地メディアは伝えている。

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　これには、古巣フランクフルトのマルクス・クルーシェSDも意外だったようだ。イタリアメディア『Sport Italia』によれば、こう発言している。

「カマダのミラン移籍が破談になったのには驚いている。最終的にはダイチがどう決断するか見なければならない。それは彼の個人的な決断だ」

　鎌田はミラン入団ですんなり決まる――。フランクフルトのSDでさえも、そう思っていたようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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