「クオリティは高いと改めて感じた」ジェフの指揮官や選手が舌を巻く。清水MF乾貴士の凄さとは?「駆け引きをしたけど...」

2023年07月17日 野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

「できることはやった。それを数回は超えられてしまった」

田口(下)らによる厳しい警戒のなかで、質の高さを見せつけた乾(33番)。(C)SOCCER DIGEST

[J2第26節]清水 2-2 千葉/7月16日/国立競技場

 ジェフユナイテッド千葉は7月16日、J2第26節で清水エスパルスと国立競技場で対戦。15分に先制されたあと、17分に見木友哉、47分には小森飛絢が得点して一時は逆転したが、66分に失点して、2-2のドローで終わった。

 J2最多入場者数の4万7628人の前で行なわれた一戦で、大きなテーマのひとつだったのが、清水の攻撃のキーマンである元日本代表MF乾貴士への対応だった。

 試合後に取材に応じた小林慶行監督は、「スカウティングを進めるなかで、彼のチームだし、彼を抑えるのを優先順位の一番に持ってきていた。『こういう時には誰が』というのを明確にして」と明かした。

 4-2-3-1のトップ下を務めた乾に決定的な仕事はさせなかったものの、守備陣の間をすり抜けるドリブル突破などで脅かされた。

 小林監督は、対策を講じたが難しい場面があったという。

「クオリティは高いと改めて感じた。時間とスペースのないなかでも、局面を打開してしまう能力は、見ている人たちもすごく感じたと思う。自分たちができることは、しっかりとやった。それを、数回は超えられてしまった」
【動画】J2史上最多の大観衆の前で2-2の打ち合い!国立開催の清水対千葉ハイライト
 実際にピッチで対峙した選手はどう感じたのか。

 乾へのマークは、ダブルボランチを務めた田口泰士と見木が担当。見木は「(乾が)基本的に左にいることが多いなかで、泰士君が出るのが多かったけど、右に来たり自由だったので、その時は自分が見る形だった」と説明。そのうえで、劣勢を認めた。

「乾選手をあまりフリーにさせたくないのは、チームの共通理解としてあった。ただ、何回か前を向かれて、ドリブルで運ばれて、というシーンがあった。そこを、もっと上手くやれれば良かった」

 身体を張って乾に対抗していた田口は「相手の中心選手が乾さんなのは間違いない。なるべくボールを触られたくないチームの意識」があったと振り返る。マッチアップを通じて、35歳MFの実力の高さを感じていたという。

「やっぱり技術が高いし、何回もかいくぐられて、チャンスを作られてしまったと思う。どこまでついていくか、(マークを)受け渡すか。もちろん難しい。そこの駆け引きを僕もしたけど、やっぱり乾さんのほうが、1枚も2枚も上」

 一方、ハイレベルな競い合いができたためか、「素晴らしい選手なので。楽しみながらやっていた」とも語った。

 千葉が警戒を強めたなかでも、乾は際立つパフォーマンスを発揮した。

取材・文●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

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