城彰二が体罰問題に切り込む! 変化に対応できなければ「指導者をやめたほうがいい」とバッサリ。あえて“高圧的”な学校の創設も提案

2023年07月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

「もっと伝え方はあるはずだから」

城氏が指導者のあり方に持論を述べた。(C)SOCCER DIGEST

 元日本代表FWの城彰二氏が自身のYouTubeチャンネルで、「体罰問題」を取り上げた。
【動画】名門校の総監督の辞任は「残念」。城彰二が体罰問題を語る
 1975年の"昭和生まれ"の城氏。学生時代を振り返れば「昔は、それ(体罰)は当たり前の時代」とし、手を上げられたとしても「愛情があるじゃない? そこは俺たちも、自分が悪いって」と思っていたという。

 ただ、当時と今では「時代が全然違う。アップデートしなきゃいけない、指導者も」と見解を示す。「今の社会情勢的にはもう、体罰をしたらアウト」ときっぱりと言う。

 昔のやり方は、現代では受け入れられない。その変化に対応できなければ――。

「だったら、指導者をやめたほうがいいと思う。すごい名将の方とかいっぱいいると思うけど、それでも勉強しなければいけない。時代が時代だから」
 
 先日には、全国屈指の強豪校である東福岡の総監督が、部員への平手打ちで辞任することになった。

 城氏は「残念。相当に我慢したんだろうけど」と慮る一方で、「でも逆に、そこに順応できなかったから、それは自己責任。もっと伝え方はあるはずだから」と語る。

 さらに城氏は、1つのアイデアを提示する。

「そういう学校を作っちゃってもいいけどね。ここは厳しいですよ、ここは高圧的に言いますよって。殴ったりはしないけど、どんどん、どんどん厳しく、いろんなことを高圧的に言いますよ。これを全面的に押し出している学校」

 厳しさのなかでこそ、子どもは成長できると考える親御さんもいるはず。様々な観点から指導者のあり方を論じる城氏は、「一番はやっぱり、子どもたちとか、チームを良くしよう、まとめようっていう力だと思う」とまとめた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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