バルセロナ・アトレティック（旧バルセロナB）から浦和レッズに完全移籍した安部裕葵が７月14日、入団会見に出席。新天地での意気込みを語った。

　日本代表で３キャップをマークしている24歳のMFは、鹿島アントラーズから19年夏にスペイン３部のバルサBに移籍。しかし、初の海外挑戦は度重なる怪我に苦しめられ、思うようにプレーできずに終わった。

　安部は現状を「部分的に合流し始めた段階。オフ明けということもあって、まずは心肺機能だったりを早く上げて。皆さん、ご存知の通り、だいぶ前から怪我があったので、チームのメディカルと協力しながら、少しでも早く、復帰を目ざしています」と説明。そのうえで、浦和の印象をこう明かした。

「前線がとにかく流動的で、ポジションの縛りなくプレーできているのがすごい魅力的に感じています。守備に関してはかなり堅いイメージで、失点数が少ない。そこはもう数字として表われているので、非常に魅力的だと思います」
【動画】安部裕葵がファン・サポーターへメッセージ！

　自身のポジションに関しては、「右だろうが、左だろうが、真ん中だろうが、１トップだろうが、どこでも良いプレーはできるだろうと思っています」と自信たっぷりに発言。ユーティリティ性をアピールした。

「特にここがいいっていうのもないですし、そこは監督の判断だったり、チームメイトだったり、みんながプレーしやすいような形になればいいかなと。自分自身の目標としては、あまり目標を立てないタイプなので、まずはピッチに立つこと。ピッチに立ったら、ゴールなのか、アシストなのか、守備を頑張る、なのか。それは時によって違うので、とにかく、まずはピッチに立つことが第１優先です。それ以上のことはまだあまり考えてないです」

　長らく実戦から遠ざかる安部。まずはコンディション調整を進め、赤は赤でも浦和のユニホームのお披露目に向かう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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