1月9日、10日、リーガ・エスパニョーラ第18節が行なわれた。そのなかで最も注目を集めたのが、ジネディーヌ・ジダンが新監督に就任したレアル・マドリーとデポルティボの一戦だ。
 
　クラブのレジェンドを監督として迎えたマドリーは、ベイルのハットトリックなどで５-０と大勝し、後半戦の巻き返しに向けてこの上ないスタートを切った。
 
ジダン監督
「今日は新たな一歩を踏み出す日だったから、勝利できてとてもハッピーだよ。見に来てくれたファンにはありがとうと言いたいね。最初から最後までチームを後押ししてくれたおかげで、スタジアムは素晴らしい雰囲気だった」
 
「ナーバスになっているわけではないけど……長い一日だった。勝てたのは嬉しいし、今はリラックスできているよ。でも、これは始まりにすぎないし、これから頑張っていきたいね」
 
　世界中から注目を集める一戦だけに、ジダンも大きなプレッシャーを感じていたに違いない。だからこそ、初陣で大勝できたのは大きな意味を持つ。また、この勝利が偶然ではないことは、選手の言葉からも窺える。
 
ルカ・モドリッチ
「ラファ（・ベニテス前監督）には感謝している。ただ、申し訳ないけど、自分に正直になるなら、監督交代のおかげでチームは良い方向に向かい始めているよ」
 
　具体的な変化にまでは言及していないが、ベニテス政権下からのチームの雰囲気の違いをモドリッチは実感しているようだ。まだ１試合が終わったに過ぎないが、残りのシーズン、ジダン率いる白い巨人の挽回に注目していきたい。