板倉滉はナポリに近づいているのか、いないのか。様々な情報が飛び交っている。

　イタリア王者ナポリは、昨季のセリエA年間最優秀守備選手に選ばれた韓国代表のキム・ミンジェが退団間近だ。母国でメディカルチェックも始めており、バイエルン加入が目前とされている。

　その後釜候補として以前から名前が挙がっているのが、日本代表の板倉だ。ナポリ専門サイト『AreaNapoli』は７月８日、マルチェッロ・アルタムーラ記者が、『Radio Marte』で「優先しているのはキムの代役となり得るDFの獲得だ」と話したと伝えている。

「アウレリオ・デ・ラウレンティス会長がプッシュしているのは、コウ・イタクラの加入だ。昨季のキム加入を受け、市場を広げていくことができる日本人選手だよ」

　そしてこの日、ナポリ系メディアを沸かせたのが、中東のアーメド・ラガブ記者によるツイートだ。同記者は独占情報として、板倉に近い情報筋が「アル・ナスルとナポリからオファーがあるが、選手とのサインに近いのはナポリだ」と話したと投稿している。

　イタリア大手紙『Gazzetta dello Sport』も、７月９日付の紙面記事で、板倉が「サウジアラビアのクラブからのオファーを断ったとの報道がある」と伝えた。

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　また、ボルシアMGの要求が1500万ユーロ（約21億円）で、ナポリは1200万ユーロ（約16億8000万円）で止まっているものの、同じく候補と言われるウォルバーハンプトンのマックス・キルマン獲得は難しく、「（板倉の）取引をまとめる前提条件はあるようだ」とも報じている。

　しかし、『Calciomercato.it』のマルコ・ジョルダーノ記者は８日、「選手の周辺もクラブの周辺も、近く取引がまとまるという話を否定した。ほかの選手たち同様に、ナポリが技術的に彼のことを気に入っているのは変わらない」と投稿。関心は確かだが近い決着はないと伝えた。

　移籍市場では様々な情報や憶測が後を絶たない。新シーズンに向けた準備も始まっていくなか、板倉の去就を巡る噂はまだまだ続きそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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