今夏の女子ワールドカップに出場するなでしこジャパンの壮行会が７月６日、都内で行なわれた。

　会場に観客も入れたイベントには、所属チームの事情によって合流が遅れている遠藤純と、浜野まいかの２名を除く21選手と池田太監督が出席した。

　指揮官は「本日はパワーを頂きに来ました。そのパワーを持って、ワールドカップを戦ってきたい」と挨拶。

　会では選手たちのトークイベントのほか、OGの澤穂希さん、宮間あやさんなどからのビデオメッセージも流された。

　MCを務めた内田篤人氏は、カタール・ワールドカップでの男子の盛り上がりにも触れ、「A代表が勝ってくれないとリーグも盛り上がりません。皆さん責任重大です」と発破をかける。
 

　その一方で、「なでしこジャパンだけでなく、選手それぞれにいろんなストーリーがある。怪我なく、全力でやってきてほしい。みなさんの前では（選手たちも）元気いっぱいでしたが、これからはシビアな戦いになる。ぜひ応援してください」と来場者に呼びかけた。

　最後にキャプテンの熊谷紗希が「素敵な壮行会をありがとうございます。女子サッカーの未来のために、一緒に戦ってくれた仲間たちの想いも自分たちがしっかりと受け止めて、メンバーに選ばれた責任と誇りを持って戦って来たい」と決意を語った。

　なでしこジャパンは７月14日に国内でパナマ女子代表との親善試合を行ない、決戦の地へ旅立つ。

取材・文●渡邊裕樹（サッカーダイジェスト編集部）

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