鎌田大地を巡る情報が錯綜としてきている。

　フランクフルトを退団した日本代表MFは、ミラン加入が濃厚と言われていた。だが、最初は代理人の手続き上の問題で契約書へのサインが先送りと報道。さらにミラン上層部の人事異動を経て、現在はEU圏外選手枠の問題から契約成立が保留状態と伝えられている。

　ミランがビジャレアルのサムエル・チュクウェゼ獲得に向かい、EU圏外枠が埋まる可能性も報じられるなか、イタリアの一部メディアは鎌田のミラン加入が破談に近づいていると報じた。

　衛星放送『Sky Sport』の報道として『TUTTOmercatoWEB』などが伝えたところによると、鎌田のミラン入りには「強いリスク」があり、「ミランはもうカマダにいかないようだ」という。

　移籍市場に精通するジャンルカ・ディ・マルツィオ記者のサイトでは、「チュクウェゼとは合意があるようで、カマダからは離れるかもしれない。ステーファノ・ピオーリ監督のプレーに適さないようだ」と報じられている。

【PHOTO】2023年夏の移籍市場で新天地を求めた名手たちを一挙紹介

　一方で、ジョゼ・モウリーニョ監督が高く評価していることもあり、ローマからの関心を巡る報道が勢いづいている。『calciomercato.com』は、ローマと鎌田サイドのコンタクトが増していると報道。「近くまとまるかもしれない」と伝えた。

　また、『Romagiallorossa』は、独占情報として、ローマと鎌田が「非常に近づいている」と報道。年俸300万ユーロ（約４億2000万円）とボーナスを用意しており、７月10日のチーム集合までに決まる可能性も除外できないとしている。

　しかし、『LaRoma24』など一部メディアは、ディ・マルツィオ記者がローマの可能性を否定しているとも報じた。チャンピオンズリーグへの関心を隠していない鎌田だけに、来季の同大会に出場できないローマを選ぶか疑う声もある。

　無所属状態で７月を迎えた鎌田の未来は、どこにあるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】ペルー戦で鎌田が絶妙のトラップからラストパス→三笘の鮮烈弾

「賢いんですよ」"デュエル王"遠藤航がボールを奪いづらい選手は？ 内田篤人は回答に驚き「えっ、あいつ取りにくいの？」