EU圏外枠が注目のミラン、鎌田大地は“三つ巴の争い”を制すか。 伊メディアの報道も真っ二つ「正式決定を待つだけ」「加入しない」

2023年06月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

「カマダは有益なタイプの選手だ」

一時は秒読みとされた鎌田のミラン移籍はどうなる? (C)Getty Images

 6月28日、ミランはGKマルコ・スポルティエッロの獲得を発表した。3年契約を結んだ31歳のベテラン守護神は、マイク・メニャンの新たなバックアッパーとなる。

 そしてこの夏のミランの2人目の補強は、ルベン・ロフタス=チークとなるようだ。イタリア・メディアは同日、選手がミラノ入りしたと報じた。29日にメディカルチェックを受け、正式に契約する流れだ。

 以前から濃厚とされてきたロフタス=チークの加入が現実的になり、ミランはEU圏外枠の問題が取りざたされている。イングランド代表のロフタス=チークが1枠を埋めることで、この夏のミランに残されるEU圏外枠はあとひとつとなる。

『Gazzetta dello Sport』紙は28日、その残る1枠は鎌田大地、アルダ・ギュレル、サムエル・チュクウェゼの争いになると報じた。

「中央でも左右でも2列目ができ、中盤でもこなせるため、カマダは有益なタイプの選手だ。ドイツのパスポート取得にも動こうとしたようだが、時間が許さないだろう」

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 二重国籍の問題があるため、パスポート取得の話は信ぴょう性に欠けるが、一時は確実とされた鎌田のミラン加入が長引いて先行き不透明になってきているのも確かだ。

 実際、鎌田のミラン移籍を巡る報道は様々だ。例えば『Calciostyle』は同日、「現時点でおそらくギュレルとカマダは来季ミランの選手にならない」と報道。一方、『Calciomercatoweb』は「カマダの加入は正式決定を待つだけのようだ」と伝えている。

 ミラン移籍が正式に決まらない状況が続き、イタリアでは以前も関心を示したローマが鎌田に再び注目しているとの噂も浮上した。移籍市場は、正式に確定するまでは何があるか分からない。本田圭佑以来となる日本人のミラン選手は誕生するのか。進展から目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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