ハリル解任→監督就任の舞台裏。「相応しくないと思った」西野朗はなぜ大役を引き受けたか。協会からは「自宅にいてほしくない」

2023年06月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

自身の解任も覚悟していたが――

西野氏が日本代表の監督就任を回想。写真:滝川敏之

 西野朗氏が城彰二氏のYouTubeチャンネルに出演し、2018年のロシア・ワールドカップでの監督就任を振り返った。

 西野氏はヴァイッド・ハリルホジッチ前監督の後任として日本代表の指揮官に就任。最終予選を終え、W杯出場権を獲得したあとのことだった。

 当時、西野氏は技術委員長を務め、「(監督とは)一心同体。一緒にチームを見てきた」だけに、自身もハリルホジッチと共に解任されても「おかしくない」と覚悟していた。

 だが、協会から監督就任を打診された。「本大会仕様だけど、技術委員長で一番近いところにいた自分」に白羽の矢が立った。

「当然、最初はいろいろ迷ったり、相応しくないと思ったりしたけど、(代表の流れを)止めるわけにはいかない。ファン・サポーターも本当に期待しているロシア(W杯)だったので引き受けた」
 
 ハリルホジッチ解任が発表されて2日後に、西野ジャパンが発足。ただ、「自分に打診があったのは(解任発表の)少し前」だった。

「そういう話も受けつつ、技術委員長としてどうか、とか。自分なりに判断するところもあった」

 極秘裏に進められた体制交代。発表までの間は「自宅にはいてほしくない。違うところにいてください」と協会から言われていた。「そこでいろいろ自問しながら」決断を下した。

 本大会で西野ジャパンはグループステージを1勝1分1敗の成績で2位通過。悲願の8強進出をかけたベルギー戦は惜しくも2-3で敗れ、ベスト16で終わったが、日本を熱狂させる戦いぶりを見せた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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【動画】西野朗×城彰二が対談。ロシアW杯を振り返る

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