「これ以上、完璧なものはない」「バルサをあるべき場所に戻したい」マンC主将が移籍の裏側を激白!“同期”ペップ、シャビへの愛も

2023年06月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

「華々しいパレードをしたあと、僕は思った」

マンC同期入団のグアルディオラ監督と熱い抱擁を交わすギュンドアン。(C)Getty Images

 マンチェスター・シティからバルセロナへ移籍するイルカイ・ギュンドアンが、『The Players' Tribune』で決断の裏側を明かした。

 32歳のドイツ代表MFは、シティ在籍7年目の2022-23シーズン、主将としてプレミアリーグ3連覇、チャンピオンズリーグ初優勝、4年ぶりのFAカップ制覇に大きく貢献した。あらゆる偉業を成し遂げたことで、1つのサイクルの終了を実感したようだ。

 ギュンドアンは同時期に加入したジョゼップ・グアルディオラ監督に多大な敬意を示しつつ、心の声をこう言葉にした。

「3冠を達成し、雨の中、マンチェスターで華々しいパレードをしたあと、僕は思った。『これ以上、上手くいくことがあったか? これ以上、何を成し遂げられたのか? これ以上、完璧なシナリオがあるのか?』と。答えは『ノー』だった。

 ペップは、僕らが一緒にシティに来て、一緒に退団することを望んでいたかもしれない。でも、彼は僕の決断を理解してくれている。彼の少年時代のクラブへの加入が助けになったのは確かだ。近いうちにチャンピオンズリーグ決勝で再会できるといいね」

 グアルディオラ監督がユース時代から在籍した古巣である点はともかく、なぜ新天地にバルセロナを選んだのか。ギュンドアンは「移籍するとしたら、行くべき場所は世界で1つしかない。バルセロナか、それとも何もないかだ。小さい頃から、いつかあのシャツを着ることを夢見ていた」と言う。
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「最高レベルであと数年やれる自信があるし、バルセロナをあるべき場所に戻す手助けをしたいんだ。旧友レバ(ロベルト・レバンドフスキ)との再会となるし、ずっと敬愛してきたもう1人の監督とのプレーに興奮している。シャビとこのプロジェクトについて話した時、とても自然に思えた。キャラクターもゲームの見方も、僕らには共通点がたくさんある。

 バルセロナでは大きなプレッシャーがあるだろう。でも、プレッシャーは好きだよ。コンフォートゾーンから抜け出すのが好きなんだ。楽な着地点を探していたわけではない。新しいチャレンジを求めていたんだ。それがこの次の章の全てだ」

 バルサは22-23シーズン、4年越しにリーグの覇権を奪回したものの、チャンピオンズリーグはグループステージ敗退に終わるなど、完全復活とは言い難い。

 稀代の名将ペップのもと、イングランドの常勝軍団で勝利のメンタリティを培ったギュンドアンは、新たなパートナー、シャビと共にスペインの名門を欧州の強豪へと戻せるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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